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ともに五輪出場経験持つ吉田愛、雄悟の夫婦ペアは総合2位を快走 「私たちを超えて」次世代へ檄…セーリング全日本

スポーツ報知 / 2024年8月23日 22時14分

今大会のテーマを語る(左から)吉田雄悟、吉田愛(カメラ・林直史)

◆セーリング ◇全日本470級選手権 第3日(23日、神奈川・江の島ヨットハーバー沖)

 決勝シリーズが始まった。ともに五輪出場経験を持つ吉田愛、吉田雄悟(ともにピアソンマリンジャパン)は3レースで2位、1位、3位。計9レースを終え、パリ五輪銀メダルの岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(ベネッセ)組と4点差の計14点で総合2位を守った。

 女子470級で五輪4度出場の吉田愛が、男子同級で2012年ロンドン五輪代表の夫・雄悟を誘い、22年6月にペアを結成。パリ五輪を目指したが、日本勢3番手で1枠の代表に届かなかった。愛は43歳、雄悟は40歳。28年ロサンゼルス五輪について、愛は「全然思ってない。私たちを超えて(岡田)奎樹さんの成績も超える選手が出てほしいなって心から思ってます」と現時点では目指さない意向。雄悟も「(4年後は)100歳コンビ。もうちょっと若い子に頑張ってもらいたい」と語った。

 パリ五輪では岡田、吉岡組が日本勢20年ぶりのメダルを獲得した。21年東京五輪の女子同級で吉岡と組み、パリ五輪代表選考ではライバルとして争った愛は「最後の1年でしっかり伸びていった。銀メダルを取るだけの走りをしていた」と祝福。ただ、2人は今大会限りでペアを解散する意向を示しており、「4年後に同じように活躍する子が出てきてこそ、日本のセーリングが強くなってきたという証拠になる」との思いも抱く。

 今大会への出場も、次世代の育成を強く意識して決めた。雄悟は代表選考レース時のように体重調整なども行っていない中で3位以下と大差が付く現状に「(他ペアが)正直言うと、もうちょっと速くてもいいかなっていうのはすごく思っている」と危機感を抱く。愛も「私たちを超えていく学生や若い子たちがいない限り、ロスで活躍することはできないと思う。金メダルを狙いたいんだったら、ここは越さなきゃいけないんだよっていう物差しとして思ってもらえれば」と次世代にハッパをかけた。

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