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伸び盛り19歳巨人・浅野が自己最長4戦連続安打!「結果残さないと」7戦連続先発の期待応え初の2戦連続マルチも

スポーツ報知 / 2024年8月24日 5時5分

1回2死一塁、浅野が投手強襲の安打を放つ(カメラ・池内 雅彦)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―8中日(23日・東京ドーム)

 重苦しい敗戦を喫したチームに希望を与える躍動ぶりだった。浅野翔吾外野手(19)のバットがまた快音を響かせ続けた。初回、同点に追いつき、なおも2死一塁。「1打席目に打てれば後に少し楽になるので、1打席目は特に集中してます」。1―1から福谷の外角低め145キロ直球をコンパクトに振り抜く。痛烈な打球は福谷のグラブを強襲。内野安打となり、自身最長の4試合連続安打とした。

 1本では終わらなかった。5点を追いかける7回先頭だ。岩崎の投じた初球の外角152キロ直球を強振して左翼線へと運んだ。自身初の2試合連続マルチ安打。6番に打順が上がっても、変わらぬ存在感を発揮した。

 起用に応える活躍が続いている。今季初安打となる満塁弾を放った14日の阪神戦(東京D)から7試合連続でスタメン出場。そのうち6試合で安打を記録し、4試合はマルチだ。1軍再昇格後は27打数10安打、打率3割7分、7打点と圧巻の成績を残している。矢野打撃コーチは「対応力が上がった。阿部監督から与えられた課題を2軍で桑田監督や橋本打撃コーチと取り組んできてくれた」と、成長ぶりに目を細める。

 厳しい夏場にこそ力がみなぎる。高松商(香川)3年時の夏の甲子園で大暴れし、昨年は8月にプロ初本塁打。酷暑に苦手意識は全くない。乗り切るためのテーマの一つが食べること。「嫌いなものとかほぼないです。夏になって暑くなっても食欲は全然落ちないですね」。夏場は水分を多く取るあまり食欲も落ちやすいが、食事量が減ることはない。そんな夏バテ知らずの強じんな肉体から、快音を奏でている。

 「3番・中堅」としてチームを支えていたヘルナンデスが負傷離脱した穴を埋める活躍を見せている19歳。V争い真っただ中の状況で、動じない姿勢が頼もしい。「自分も結果を残さないとこの舞台に入れないと思うので、チームのことも考えながら、自分のこともしっかりやっていきたい」。伸び盛りの背番号51が勢いそのままに突き進む。

(宮内 孝太)

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