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「史上最低から史上最高へ」北星学園大付が新たな歴史作る…全国高校サッカー選手権予選・24日開幕

スポーツ報知 / 2024年8月24日 7時5分

チームスローガンを記した幕を掲げて気勢を上げる北星学園大付の選手たち(カメラ・砂田 秀人)

 「史上最低軍団」が新たな歴史を築きにいく。全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)への代表1枠を目指す戦いが24日、道内各地で始まる。札幌地区で6年連続17度目の道大会出場を狙う北星学園大付は、7月30日から8月13日まで2週間の本州遠征を実施。初めて例年の倍となる長期日程をこなし、小田切亮太主将(3年)は「いつもより長く一緒に過ごして、一人一人が意見を言い合えるようになった。成長を感じた」。得た収穫を生かし、まずは地区予選突破を目指す。

 23人の現3年生を高倉正史監督(48)は「やんちゃな代」と称する。「1年生の時は提案や議論ではなく、思ったことをただ言いすぎて、最後は仲間割れしてしまう感じだった」と高倉監督は思い返す。そのエネルギーをサッカーに向けるべく、今季が始まる前、小田切主将は個々の良さを紙に書いて個人面談も行い、本音をぶつけ合った。高校総体は地区で敗退し、「まだまとまりが足りない」と皆が痛感。喧嘩は話し合いに変わり、一致団結してきた。

 今年作った幕には「史上最低から史上最高へ」と記した。小田切主将は「史上最低の代と言われてきたので。いい意味で開き直って書いた」と笑いつつ「北星初の道大会4強入りで歴史を変える」と声を大にした。大人になった成果は結果へとつなげる。(砂田 秀人)

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