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永瀬正敏、27年越しの主演作公開で胸いっぱい「言葉にならない」

スポーツ報知 / 2024年8月24日 9時52分

映画「箱男」公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)石井岳龍監督、浅野忠信、永瀬正敏、白本彩奈、佐藤浩市(カメラ・奥津友希乃)

 俳優の永瀬正敏が24日、都内で主演映画「箱男」(石井岳龍監督)の公開記念舞台あいさつに共演の浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市、石井監督と出席した。

 作家・安部公房氏が1973年に発表した同名小説を映画化。頭からダンボールを被り、都市を徘徊(はいかい)する“箱男”を描いている。

 97年に映画製作が決定していたものの、クランクイン前日に撮影が頓挫していた。27年越しに公開が実現し、永瀬は「言葉にならないです。感無量です」と胸いっぱいな様子。佐藤は「劇場という“箱”を熱くしていただけたら」と呼びかけ、浅野は「何度も石井監督と永瀬さんとご一緒させてもらっていますが、またさらに力強い作品できた」と自信をのぞかせた。

 ヒロイン・葉子役の白本は、数百人のオーディションから抜てきされた。謎多き難しい役柄だったが、「(クランクイン時に)石井監督から『葉子は、全部任せます』と言っていただいて、背中を押していただきました」と感謝。石井監督は「白本さんは人間的にもクレバーで魅力的な方だなと思いましたし、日本映画を代表する方たちと肩を並べてお芝居できる方と確信しました」とポテンシャルに太鼓判を押した。

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