井上尚弥に挑戦の37歳ドヘニーが中年の星になる「年齢はキャリアにとって関係ない」
スポーツ報知 / 2024年8月24日 16時44分
◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO同級2位TJ・ドヘニー(9月3日、東京・有明アリーナ)
世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)に挑戦するWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)が24日、横浜市内のジムで練習を公開した。シャドーボクシング1回、ミット打ち2分、ドラム打ち40秒などを披露。強烈なフックを見せるなど、「ザ・パワー」の異名通りの力を垣間見せた。
これまで4敗しているがKO負けは1度もない。ただ、37歳で全盛期は過ぎたと言われ、グッドマンにも敗戦しており、海外を中心に力不足や格下との対戦に批判的な声も出ている。しかし、「キャリアの中で今が最高の状態。自分が年老いた、衰えたということは一切感じていない。年齢はキャリアにとって関係ない」と中年の星として4つのベルト奪取を誓った。
実際、ドヘニーは5月の東京ドーム大会で尚弥の防衛戦のリザーバーを務め、22歳のブリル・バヨゴス(フィリピン)と対戦し4回TKO勝ち。その前は23年10月に尚弥のスパーリングパートナーだった、当時23歳のジェフ・ラミド(米国)にTKO勝利。20代前半の選手を相手にして、ともに完勝している。
昨年3月、IBF、WBO2位のサム・グッドマン(オーストラリア)に0―3の判定負けしたが、再起後は3連続TKO勝利中だ。そのグッドマンが「井上が3ラウンド以内に倒す」と予想していることにも「どうでもいい」と余裕の対応。
日本人キラーとしても知られ、18年8月に岩佐亮佑(セレス)から判定でIBF世界スーパーバンタム級王座を奪取するなど3戦3勝。日本での試合も4戦4勝と抜群の相性を誇る。
尚弥は「判定は許されない」とKO宣言している。その言葉を受け、「オーバータイムのギャラはもらっていない。長い試合にはしたくない」とドヘニーも早期決着での勝利を堂々と誓った。
戦績は31歳の尚弥が27戦全勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。
試合はLeminoで配信される。
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