1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. ゴルフ

宮里優作「メンタルコントロール」を武器に7位浮上 パリ五輪の松山英樹に学ぶ

スポーツ報知 / 2024年8月24日 17時45分

宮里優作

◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 第3日(24日、福岡・芥屋GC=7274ヤード、パー72)

 9位から出た宮里優作(大和ハウス工業)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算10アンダーの7位に順位を上げた。トップとの差は6打あるが、12アンダーの3位から下は大混戦。44歳のベテランは「メンタルコントロール」を武器に、今季ベストフィニッシュを目指す。

 9番パー5でピン左10メートルに2オン。イーグルパットは惜しくも外れたがバーディーとし、9アンダーで折り返した。しかし、後半は伸ばしきれず。「相変わらずショットが悪くて。スコアを作るのに必死でなかなか前に進めない感じ。もう少し差を詰めたかった」と、もどかしそうに振り返った。

 「本当にゴルフの調子は良くない」と何度も口にした。踏ん張りながら、初日の31位から日に日に順位を上げてきた。「メンタルコントロールがうまくいっている。それしかないので。一発ミスをしても、もうとにかく前に進むしかない」。宮里にとっての今週のメインテーマの一つが「メンタルコントロール」だ。

 1月に左膝の痛みが消えず、検査を受けた。結果は半月板断裂。手術はせずに再生医療を選んだ。足を伸ばせず寝返りも打てない。階段を上ることさえ困難な日々は「お先真っ暗状態」で、引退も頭をよぎったほどだが、シーズン中もリハビリを兼ねた「地味なトレーニング」を毎日続けながらツアーを転戦している。けがをして以降、メンタルコントロールの重要さを改めて知ったという。

 パリ五輪で銅メダルを獲得した松山英樹の名前を挙げた。「すごいなっていうのを改めて感じた。もちろん技術もさることながら、メンタルコントロールがうまい。彼にとってすごいミスショットなんだけど、それを感じさせないというか。今見ていても(ロリー)マキロイとかよりも、英樹の方がメンタルコントロールがうまいように思う」。画面越しに熱視線を送り、「勉強になることがすごく多かった」とうなずいた。

 ゴルフはミスのスポーツ。経験が邪魔をすることもある。「人間って本当にね、悪いイメージばっかり覚えている。そこをいかに消していくか。そこだけを今週やっている。今のところ3日間、なんとかいいところだけを引き出せるようにやれている」。調子が悪いなりに、最善の策を模索しながら一打と向き合っている。

 昨年大会は第3ラウンドでトップに立った末の3位だった。「明日はビッグスコアを出さないといけないと思うけど、まずはできることをやっていきたい」。5位だった7月の長嶋茂雄招待セガサミーカップが、今季唯一の1桁順位。いいイメージを大切に育みながら、最終日の18ホールを戦い抜く。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください