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セーリング混合470級銀メダルの岡田奎樹、吉岡美帆組が圧倒的な強さで有終の美へ

スポーツ報知 / 2024年8月24日 17時50分

パリ五輪470級で獲得した銀メダルを見せる岡田(左)と吉岡

◆セーリング 全日本470級選手権 第4日 3レース(24日、神奈川・江の島ヨットハーバー)

 決勝シリーズ最終日が行われ、パリ五輪銀メダルに輝いた岡田奎樹、(トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(ベネッセ)組が、3レースともに1位でフィニッシュ。通算12レースで10レースが1位、通算13得点という圧倒的な強さで、最終日25日に行われるメダルレースに首位で進出した。

 あきれるほどの強さだ。最後の第12レースなど、2位に200メートル以上の差をつけてのぶっちぎりだ。前日23日に、学生や若手に向け「もっと競りたい」と激励した岡田は、この日も「このレベルに行かないと、(五輪での)メダルには行けないというのを理解して。自分たちを目指して頑張ってほしい」と、厳しいエールを送った。

 残すは最終日25日のメダルレースのみ。台風10号が近づく中、風がますます強くなる可能性が高い。岡田は「普通に行ったら1番になっちゃう」と、優勝は確実だと豪語。「皆さんが一番おもしろいなと思ってもらえるようなレースをしたい」と、余裕を見せつけた。

 20年ぶりに日本セーリング界にメダルをもたらした岡田、吉岡組の走りも最後。岡田は470級ではなく他の艇種で2028年ロサンゼルス五輪を目指す予定で、吉岡は第一線から退く方向だ。有終の美を持って、銀メダルコンビは解散する。

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