クラッシャー前泊さん、恩師・大仁田厚の50周年大会でリング復帰「大仁田さんのために宮古島から駆けつけたよ!」
スポーツ報知 / 2024年8月24日 18時2分
◆「テリー・ファンク1周忌追悼・大仁田厚デビュー50周年記念大会『川崎伝説2024』」大会 ▽第4試合 株式会社タミヤpresents女子プロレス20分1本勝負 〇ミス・モンゴル、クラッシャー前泊(12分29秒 セントーン→体固め)ガキにゃん仮面、杏ちゃむ●(24日、富士通スタジアム川崎)
2023年8月23日(日本時間8月24日)に死去したテリー・ファンクさん(享年79)の1周忌追悼と「邪道」大仁田厚(66)のレスラーデビュー50周年メモリアル大会が開催された。
第4試合の女子タッグマッチで、89年に1期生として入団した大仁田率いるFMWで「猛毒隊」として大暴れ。引退後は故郷の沖縄・宮古島でパブ「クラッシャー」を経営しているクラッシャー前泊さん(51)が一夜限りのリング復帰。「女版・大仁田」として活躍中の後輩・ミス・モンゴルと組んで、杏ちゃむ、ガキにゃん仮面組と対戦した。
セコンドに「猛毒隊」の相棒・シャーク土屋さんと里美和さんを従え、有刺鉄線スティックを振り回しながら入場した前泊さん。いきなり、スポンサーから贈られた奨励賞をリング下に投げ捨てると「おい行くぞ~! コラー!」と絶叫し、パイプいすで杏ちゃむを殴打。場外でも観客が座っているのもお構いなしにイスにたたきつけた。
セコンドのはずの土屋もリング下から鎖ガマで加勢。前泊さんもチェーンを巻いた右拳でちゃむの顔面をマウントでタコ殴りにした。さらにガキにゃん仮面のマスクをはがそうとする暴挙まで見せた末、最後はモンゴルがセントーンで杏ちゃむを葬って見せた。
試合後も「おまえら、うるせーんだよ!」と男性観客の首を絞める大暴れを見せた前泊さんはバックステージでも「つまらない試合だったよ。相手が悪かったよ。もうちょい強い相手を用意してくれないとな!」と豪語。
恩師・大仁田との50周年大会での“共闘”に「大仁田さんの50周年だから宮古島から駆けつけたよ! 大仁田さんに声をかけられたら来るしかないじゃん。50周年の試合に出られただけで良かったよ」と、おなじみのペイントした顔をほころばせた。
一方、FMWでのデビュー以来、大仁田を師と仰いできたモンゴルも「私も30年やってきたけど、今日、やっと大仁田さんに少しだけ追いつけてきた気がします。大仁田さんについてきて間違いなかった。大仁田さんが現役でいることがすごく大事。60周年の時もご一緒させていただけたらと思います」と笑顔を見せていた。(中村 健吾)
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