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亀田和毅、レラト・ドラミニに判定2―1で勝利しリベンジ果たす IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦

スポーツ報知 / 2024年8月24日 20時22分

1回、パンチを繰り出す亀田和毅(カメラ・岩崎 龍一)

◆プロボクシング▽IBF世界フェザー級(57・1キロ以下)指名挑戦者決定戦12回戦 同級3位・亀田和毅(判定2―1)同級2位・レラト・ドラミニ(24日、大阪・大和アリーナ)

 元世界2階級王者のIBF世界フェザー級3位・亀田和毅(33)=TMK=が、同級2位・レラト・ドラミニ(30)=南アフリカ=との再戦で、2―1で判定勝ちし、同級王者・アンジェロ・レオ(米国)への指名挑戦権を獲得した。

 和毅はこの日、長男・望有(のあ)くん(4)が入場曲を歌う中、リングインした。4月には次男・有里(あり)くんが生まれたばかりだ。初回ゴングが鳴ると果敢にジャブを繰り出し、ドラミニにプレスをかけた。下がりながらもパンチを繰り出すドラミニに、お構いなく前進。5回には開始早々からの連打でダウンを奪った。最終ラウンドまで前に出続け、勝ち名乗りを受けた。

 和毅は昨年10月、東京でのフェザー級転向初戦で、ドラミニに1―2の判定負け。自身を最もよく知る父・史郎氏にメイントレーナーを変更し、攻撃的スタイルを磨いた。3月31日の名古屋での再戦が決まった際は「負けたら引退」とまで意気込んだが、ドラミニがアーノルド・ケガイ(ウクライナ)との指名挑戦者決定戦出場へ乗り換えたため、中止に。和毅は同日、メキシコ人選手との再起戦に勝利している。その後、ケガイがドラミニ戦をキャンセルしたため、世界戦出場をかけた今回のドラミニ―和毅の再戦が実現した。

 23日に大阪市内で行われた前日計量後、和毅は「今までやってきたことをリングでやるだけ。今のスタイルを明日やればすごい熱い試合になる。みなさんあした会場で、俺の進化したところを見てください」とリベンジをアピール。ドラミニも「前回と同じように私が勝ちます」と応戦したが、軍配は和毅に上がった。

 ◆亀田和毅(かめだ・ともき)1991年7月12日、大阪市西成区生まれ。33歳。長兄・興毅氏は元世界3階級王者、次兄・大毅氏は同2階級王者。中学卒業後の07年、15歳で単身メキシコへ武者修行。08年11月、メキシコでプロデビュー。13年8月、WBO世界バンタム級王座奪取。18年11月、WBC世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得し2階級制覇。身長171センチ、右ボクサーファイター。家族は、メキシコ出身の元アマボクサー・シルセ夫人との間に2男。

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