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【高校野球】金足農のエース・吉田大輝を打って勝つ・・・秋田商・細部流導

スポーツ報知 / 2024年8月25日 8時38分

金足農との決勝の2回1死一塁で左前打を放った秋田商・細部

▽秋田大会決勝 秋田商5-6金足農(7月21日・さきがけ八橋)

 第106回全国高校野球選手権(甲子園)は23日に閉幕した。東北6県の決勝で敗れた高校の2年生にスポットを当てる企画の第2回は、秋田商(秋田)の健闘に迫る。

 秋田商は15年以来9年ぶりの甲子園にあと一歩まで迫ったが、決勝で金足農に5―6で敗戦。7番・左翼で夏の県大会全試合に出場した細部流導(るうと、2年)は「投手も含めて2年生が全然ダメで、3年生が打って守ってくれた。本当に3年生に助けられた大会」と大粒の涙を見せた。

 金足農のエースナンバー「1」を背負う吉田大輝投手(2年)の前に、大事な場面で打てなかった。3―4の7回1死満塁で三ゴロ併殺。「同じ2年生の投手に今年は抑えられてしまった。来年は僕が打って絶対に勝ちます」と、悔しさをにじませながらも前を向いた。

 自分たちが主役となる新チームは「まだまだ弱いと思うので一球一球を大切に、その一球の重みをみんなで徹底していきたい」。先発、ベンチ入りしたメンバーを中心に全員で力を伸ばし、借りを返す。(山崎 賢人)

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