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今永昇太が思い出のマイアミで日本人新人9人目10勝「またここで自分が立っているというのは、すごくうれしい」

スポーツ報知 / 2024年8月26日 0時0分

昨年3月、WBC決勝で先発した今永

◆米大リーグ マーリンズ2―14カブス(24日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 カブス・今永昇太投手(30)が24日(日本時間25日)、敵地・マーリンズ戦で先発し、7回99球を投げて4安打2失点で、10勝目(3敗)を挙げた。昨年3月のWBCの準決勝、決勝を戦った思い出の地で、日本人投手の1年目では9人目となる2ケタ勝利を達成。「3番・右翼」でフル出場した鈴木誠也外野手(30)も、2本塁打4打点の大暴れで援護した。

 いつものように淡々とアウトを積み重ねた。7回2死一塁。今永は99球目に投じたチェンジアップで相手打者を三ゴロに仕留めると表情を崩さずベンチへと引き揚げた。7回2失点で節目の10勝目。メジャー1年目の日本人投手では昨年の千賀(メッツ)に続く9人目の2ケタ勝利をつかんだが「本当に意識していない。日本時代から、自分が投げた試合でチームが何勝何敗かというのが一番大事」。登板した試合のチームの成績は18勝6敗。“ルーキー”とは思えない貫禄がすでに漂っている。

 3回までは1人の走者も出さない完璧な立ち上がり。「早いカウントから振ってくるだろうなという予測はあったので、前に飛ばせてアウトにするという戦略が成功できてよかった」。4回まで三振はなかったが、最速92・2マイル(約148・4キロ)とメジャーでは決して速いとは言えない直球を丁寧に制球した。鈴木の2本塁打など、大量の援護点にも助けられ失点は4、5回に浴びたソロ2本だけ。それでも「次回は8回のマウンドに上がれる投球を」と反省も忘れなかった。

 マイアミのローンデポパークは、23年3月21日のWBC決勝・米国戦で先発して以来の登板。2回1失点でチームに流れを作り、世界一を経験した。「のまれそうになる瞬間があったりとか、その中でも野球を楽しもうという気持ちが生まれたりとか、そういったことを経験できたのは生きている」。メジャー挑戦を決断するひとつの要因になったターニングポイントになった地だ。忘れられない地での節目の勝利に「1年後にまたここで自分が立っているというのは、すごくうれしい気持ち」と感慨深そうだった。

 チームは130試合を終えて勝率5割に復帰。ワイルドカード枠まで5・5ゲーム差となった。24先発と、10勝はともにチーム単独最多。メジャー1年目ながら、誠也とともにチームに欠かせない中心選手として君臨している。

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