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白熱パ新人王争い ドラ1左腕対決 楽天・古謝樹5勝「切磋琢磨しながら」7勝西武・武内に投げ勝った

スポーツ報知 / 2024年8月26日 5時30分

楽天・古謝樹

◆パ・リーグ 西武0―2楽天(25日・ベルーナドーム)

 楽天のドラフト1位・古謝が、新人王レースの先頭を走る西武・武内とのドラ1左腕対決を5回1安打無失点の好投で制し、5勝目をマークした。

 同じ西武を相手に2回途中7失点(自責6)KOと散々だった前回登板から中7日。初回に2つの四球でピンチを招き、悪夢の再現が頭をよぎったが、「四球は悪いことじゃないと思っている」と動じずに無失点でしのいだ。2回からは「自分のペースで投げられた」と、スライダーや低めに沈むツーシームを巧みに散らし、二塁を踏ませなかった。

 「一緒に投げていて楽しかった」というドラ1対決。勝ち投手の権利を得た5回限りで交代した自身に対し、武内は7回までマウンドに残った。「ナツキ(武内)は7回を投げ切っているので、自分も投げ切りたいとは思いますが、そこは高望みせずに」と苦笑いも、ライバルに2勝差と迫って逆転新人王に望みをつなぐ白星に「これからも切磋琢磨(せっさたくま)しながら、どんどん勝ちを重ねて、プロ野球を盛り上げていけたら」とハイレベルな競り合いを誓った。(星野 和明)

 ◆パ・リーグ新人王争い 西武ドラフト1位の武内はデビューから5連勝したが、最近3登板で3敗。5月から先発に定着した日本ハムの2年目右腕・金村は、7月以降に5勝を挙げて防御率2.41と安定感を見せている。防御率0点台のオリックス6位の救援右腕・古田島も有力候補。野手はソフトバンクの川村、西武の山村らが1軍で奮闘している。

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