【サッカー】神戸３位浮上 宮代大聖が２戦連発で首位・町田と勝ち点差５「残り１０試合、全部勝って優勝」

前半、先制のゴールを決め武藤嘉紀（左）に祝福される神戸・宮代大聖（カメラ・谷口　健二）

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第２８節　神戸２―０鳥栖（２５日・ノエビアスタジアム神戸）

　５試合が行われ、神戸はホームで鳥栖を２―０で下し、３位に浮上した。復帰２戦目のＦＷ宮代大聖（２４）が前半３３分に元日本代表ＭＦ武藤嘉紀（３２）のクロスに左足を合わせて、先制弾。２戦連続ゴールで自己最多を更新する今季９得点目を挙げた。チームは首位・町田との勝ち点差を５に縮めた。

　若きストライカーの勢いが止まらない。前半３３分、宮代は右サイドからの武藤のクロスに左足をきっちり合わせて先制。決勝点となった。「ボールが良すぎた」と先輩を立てたが、「クロスのシュートは得意。もっと点を取ってチームを勝たせられるように」と自己最多を更新する９ゴール目で勝利に導き、胸を張った。

　川崎から新加入した今季。右足付け根を痛めて途中離脱していたが、１７日のＧ大阪戦（ノエスタ）で７試合ぶり復帰した。「自分がどこにいれば点を取れるかは常に考えてる」。ピッチに立てない時も自分と向き合い、復帰後は２戦連発と再び輝きを放っている。

　この日、２アシストの武藤は「若い選手が決めてくれたら、チームとして波に乗る」と称賛。神戸の点取り屋はエースＦＷ大迫、武藤だけじゃない。「残り１０試合、全部勝って優勝」とサポーターに誓った宮代。連覇へ欠かせない存在となっている。（森脇　瑠香）