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【オリックス】83年ぶり快挙 10試合連続2失点以下 安定感抜群オリたち投手陣は貧打も気にしない

スポーツ報知 / 2024年8月26日 5時0分

ロッテに勝利して喜ぶ中嶋聡監督(左)とナイン(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス2―0ロッテ(25日・京セラドーム大阪)

 オリックスが負の連鎖を断ち切り、好データを継続させた1勝をつかんだ。中嶋聡監督(55)はもどかしい戦いが続いていただけに会見で本音をこぼした。「0より1本というのが薬でしょうし、打ったことをとりあえず、よしとしようかなと思います」。7回2死三塁で太田が中堅へ先制二塁打を放ち、続く西野も中前適時打。球団初の6試合連続1得点以下の屈辱を免れ、18日の日本ハム戦(京セラD)以来6試合ぶりの2得点を挙げた。

 もちろん、安定感抜群の投手陣が抑えてこそだ。エスピノーザが6回無失点にまとめると、2番手の吉田が7回を3人で料理。攻撃にリズムを生む好投で3勝目を飾り、9回はマチャドが球団助っ人最多となる20セーブ目を刻んで完封リレーを完成させた。「投手には『そこ(貧打)を気にしないでくれ』と。(気にしたら)崩壊しちゃいますから」と指揮官。これで10試合連続2失点以下とし、2ケタの大台は阪急時代の41年の13試合に次ぐ83年ぶり、球団3度目の快挙となった。

 残り29試合。3位・ロッテにカード勝ち越しを決めたとはいえ、7差と壁は厚い。中嶋監督は「本当に一つずつ、最後まで勝っていって」と前を向いた。3連覇を果たしたプライドにかけ、ファイティングポーズは崩さない。(小松 真也)

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