大谷翔平に死球の直後…ドジャース・ベッツが決勝２ラン 新打順２番は「楽しい」「彼の打席を見られるから」

◆米大リーグ　ドジャース３―１レイズ（２５日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャースのムーキー・ベッツ内野手（３１）が２５日（日本時間２６日）、本拠地レイズ戦に「２番・右翼」で先発出場。８回に１３号決勝２ランを放った。

　１―１の８回。先頭の１番・大谷翔平投手（３０）が左手首付近に死球を受けた直後だった。大ブーイングの余韻が残る中、左腕・ラブレディーの初球を左翼席に運んだ。直前の大谷の死球にも「感情の（揺れ）はなかった」と自然体で振り抜いた。

　ロバーツ監督は「大谷はＯＫだ。スタッフがレントゲンを撮り、（骨に）問題なしと報告を受けた」と説明。「ムーキー（ベッツ）の時に（死球で離脱を）経験しているから」と胸をなで下ろした。

　ベッツは６月１６日（同１７日）の本拠地ロイヤルズ戦で死球を受けて左手を骨折し、約２か月も戦列を離れた。今月１２日（同１３日）の敵地ブルワーズ戦で復帰後は以前の１番・ベッツ、２番・大谷ではなく、１番・大谷、２番・ベッツの新打順が組まれている。ベッツは２番について「とても心地いいよ。それに（この打順は）楽しい。彼（翔平）を見られるからね。全てのスイング、彼の全ての打席を見られるから。俺が１番を打っていた時はあまり見られなかったから、かなりクールだよ。戻ってきてからは毎日ここに来ることに興奮しているし、試合に出られることにも興奮している。けがをして２か月も出られなかったから、今こうして出られることに心から感謝している」と話した。