【楽天】今江敏晃監督が４１歳の誕生日 「もう一度だけでも頂の景色を見られたら」４１歳の抱負を語る

誕生日プレゼントの金の茶碗と輪島塗のはしを贈られ、笑顔を見せる今江敏晃監督

　楽天の今江敏晃監督が２６日に４１歳の誕生日を迎えた。現役時代にはロッテ在籍時の２００５年、１０年に日本一に輝き、楽天の監督就任初年度の今季は球団初の交流戦優勝も経験した指揮官は「今まで頂点という景色は一応見てきた。人生約半分を迎えるにあたって、もう一度だけでも頂の景色を見られたら」と今季スローガン「いただき！」にちなんで新たな１年の抱負を語った。

　報道陣からは球場の形をしたケーキ、「頂」と刻印された金色の茶わん、はし、東北６県のお米詰め合わせが贈られた。無数のフラッシュが光る中「あーんしてもらえるんじゃないですか？」とおねだりするなど茶目っ気を見せた。自らフォークで口の周りに大量のクリームをつけながら、ケーキをほおばった。報道陣から「カメラを向けられながらケーキを食べることは初めて？」と問われると「恥ずかしくて味がイマイチ分かんない（笑い）」と苦笑いした。

　印象に残っている誕生日には２００９年ロッテ在籍時の２６歳、自身のソロ本塁打が決勝点となり、チームがこの本塁打だけの１安打で勝利した試合（ソフトバンク戦、千葉マリン）をあげた。「この年に母親が他界した。誕生日はお祝いしてもらえますけど、親に感謝する日だと思っていて。『母親に恩返しを』と毎年プレーはしていたんですけど、母親にパワーをもらってホームランを打たせてもらって勝たせてもらった。これが人生で一番の思い出ですね」と振り返った。