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奈良井翼が初防衛戦へ前日計量パス「どつきあいにならないよう」一方的な勝利目指す

スポーツ報知 / 2024年8月26日 16時24分

前日計量をパスした挑戦者の福井貫太と王者奈良井翼(左)

 ◆プロボクシング ▽日本スーパーフェザー級(58・9キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・奈良井翼―同級2位・福井貫太(27日、東京・後楽園ホール)

 日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が26日、東京ドームシティ内の「blue―ing! DISCOVER」で行われた。初防衛戦に臨む王者の奈良井翼(RK蒲田)は58・8キロの100グラムアンダーでパスした。タイトル初挑戦となる同級2位・福井貫太(石田)も同じ58・8キロでパスした。

 奈良井は4月に2度目のタイトル挑戦。王者の原優奈(真正)から3度のダウンを奪って5回TKO勝ちし、地元・大阪で人生初のチャンピオンベルトを手にした。今回は王者としての初戦となるが「目標は世界王者。また、挑戦していくことに変わりはない」と挑戦者としての姿勢で臨むことを強調した。理想の展開は「どつきあいにならないこと。一方的に勝てればベスト」と乱戦ではなく、スマートに勝ちきる試合を目指す。

 対する福井は初のタイトル戦にも「いつも通りの試合」と普段通り試合に向かう。石田ジム最初のプロ選手であり、「1号になった以上、チャンピオンになって会長を喜ばせたい」と元WBA世界スーパーウエルター級(66・6キロ以下)暫定王者である石田順裕(のぶひろ)会長への恩返しを誓った。

 24歳の奈良井が13勝(10KO)2敗、30歳の福井が12勝(8KO)5敗1分け。

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