松本人志側の弁護士、弁論準備手続きの期日延期について「戦い方は変わらない。次回期日は決まっていない」

松本人志

　お笑いコンビ「クロスバー直撃」の渡邊センスが、ダウンタウン・松本人志の性加害疑惑に関連した写真週刊誌「フライデー」の記事で名誉を毀損（きそん）されたとして、発行元の講談社に対して損害賠償などを求めた訴訟の弁論準備手続きが２６日、非公開のウェブ会議で行われた。その後、原告側の田代政弘弁護士らが取材に応じた。

　田代氏らは、松本が自身の性的暴行疑惑を報じた「週刊文春」に名誉を毀損されたとして、発行元の文芸春秋などに、５億５０００万円の損害賠償などを求めた訴訟も担当している。８月１４日に２回目の弁論準備手続きが行われる予定だったが、前日に裁判所の判断で期日の延期が決定した。

　田代氏は松本の裁判の延期について「戦い方に影響はない。延期の理由はこちらとしても分からない。次回期日も決まっていない。松本さんからのコメントも特になかった」と明かした。文春から提出された準備書面に関しては「８月の頭くらいに届いた。（文春の記事で被害を訴えている）Ａ子に関する特定はなかった。基本的には取材経過やＡ子の証言に関する実況見分などがつづられていた」と話した。