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巨人・浅野プロ初の甲子園へ「高校生みたいに、負けたら終わりっていう気持ちで全力」ヤクルト阪神6連戦

スポーツ報知 / 2024年8月27日 5時0分

一戦必勝を掲げ戦う決意を示した巨人・浅野翔吾

 巨人の浅野翔吾外野手(19)が26日、27日から始まるヤクルト、阪神とのビジター6連戦への意気込みを示した。首位・広島を1ゲーム差で追走と白熱するV争いに「先のことは考えずに」と一戦必勝を強調。高松商(香川)時代に大暴れした甲子園にはプロとして初めて凱旋する。8月の1軍再昇格後は10試合で打率4割、2本塁打と絶好調の19歳が、神宮と聖地に新たな歴史を刻む。

 浅野が聖地に戻ってくる。30日から始まる阪神3連戦の舞台は甲子園。凱旋が実現すれば、22年8月18日の選手権準々決勝・近江(滋賀)戦で敗れて以来、743日ぶりとなる。「関西に友だちもたくさんいる。見にいくと言っている子もいるので、見てもらいたいです」と心待ちにした。

 1軍再昇格後は10試合で35打数14安打の打率4割と大当たり。約4か月ぶりのスタメンだった14日の阪神戦(東京D)では、今季初安打となる満塁弾。巨人の10代では08年の坂本以来となるグランドスラムでスタメンに定着した。昨季は夏場から24試合を経験したものの、セ・リーグ本拠地では唯一、甲子園で出場なし。2年目の今年こそ、高校時代に輝きを放った黒土を踏めることになりそうだ。

 ペナントレースは残り28試合。首位・広島を1ゲーム差で追う中、ビジター6連戦に臨む。甲子園の前には神宮でのヤクルト3連戦で暴れる。下位チーム相手に取りこぼしは避けたいが、初戦に難敵が待つ。先発の吉村に対してチームは今季2戦2敗、14回1/3で無得点と苦戦してきた。ただ、これはあくまで浅野がいなかった時のデータだ。「先のことは考えずに一試合一試合、頑張っていきたいです」と集中力を高めた19歳はここ2試合、2番で起用。先制パンチをかませば流れも変わるはずだ。

 一戦必勝を体現した高校時代が、今につながっている。夏2度出場した高松商時代の甲子園通算は17打数11安打、打率6割4分7厘、4本塁打。1軍に戻ってきた今は「高校生みたいに、負けたら終わりっていう気持ちで全力でやっていきたい」という初心を思い出し、活躍につなげている。

 がむしゃらな姿勢は周囲にも好影響を与えている。25日の中日戦(東京D)は6試合ぶりに無安打に終わったものの「打てない時もあると思うんですけど顔色を変えずに、ベンチでの声出しを欠かさずやっていきたい」と最前列で声を張り上げた。同戦は坂本、菅野、小林らの活躍で2―0の勝利。勢いに乗る若手と頼れるベテランの相乗効果が、8月に11勝9敗1分けと勝ち越す巨人の強みとなっている。阿部監督が「スターになってほしい」と期待を寄せる希望の星が、新たな伝説をつくる。(内田 拓希)

 ◆G浅野と甲子園

 高松商2年の21年夏に初出場。2回戦の智弁和歌山戦で本塁打を放ち2試合で計7打数4安打、打率5割7分1厘。翌22年夏も出場して初戦の2回戦、佐久長聖(長野)戦で2打席連続本塁打。準々決勝の近江(滋賀)戦ではチームは敗れたが、山田陽翔(現西武)から高校通算67号となるバックスクリーン弾を放ち3試合で10打数7安打6打点、打率7割。甲子園で1番打者として1大会3本塁打は春夏通じて史上初の快挙だった。

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