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「僕と菅野さんはやらないといけない立場」巨人、8月全敗“魔の曜日”も戸郷翔征「プレッシャーはねのける」

スポーツ報知 / 2024年8月27日 5時20分

戸郷翔征

 巨人の戸郷翔征投手(24)が中7日で30日の阪神戦(甲子園)で先発する。ローテ再編により、再び「金曜日の男」としてカード頭を任された決意を26日、語った。

 前半戦の17試合は全て金曜に先発。球宴明けから木曜に回り、阪神―広島―阪神―広島とライバル相手に4試合を投げ抜いてきた。今週は順番通りであればヤクルト戦だったが、上位を争う猛虎との3連戦初戦を託されることになった。3年連続となる2ケタ勝利もかかるが「失敗できない試合。カード頭だったらこの1勝を勝たないと…」と覚悟をにじませた。

 今季、阪神戦では歓喜と悔しさの両方を味わってきた。5月24日には甲子園でノーヒットノーラン、今月14日の東京Dでは7安打完封。一方で、同1日の甲子園では5回6失点と大きく崩れて敗戦投手になった。このカードでシーズン3完封を達成すれば、球団では95年の河原純一以来。後半戦に入り、阪神戦での登板が重なっているが「打者は多少、対戦が近い方が球はよく見えると思う。難しさもありますけど、みんな同じだと思うのでそんなに気にしていない」と自然体で挑む。

 8月に入りチームは金曜日に3戦全敗。赤星、又木、西舘と3人の先発に黒星がついた。その中のローテ再編は期待の表れにほかならない。「プレッシャーをはねのけるぐらいのことはやってきたつもり」と力強く言い切り「僕の中で確立したものが多少出てきて、配球や体の状態もハマってきている」と胸を張る。

 この日はG球場でキャッチボールなどで調整した。「僕と菅野さんはやらないといけない立場。自身も分かっていますし、他の人たちにプレッシャーがいかないように、多少楽に投げてくれればなと思いながら投げてます」と若手への思いやりも見せた。逆転Vへのラストスパート。エースらしい投球を見せつける。(水上 智恵)

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