1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【高校野球】夏甲子園16強の小松大谷が再始動…親善試合で沖縄尚学と対戦

スポーツ報知 / 2024年8月26日 21時19分

試合後に記念撮影した両校ナイン(前列中央が小松大谷の田西主将)

◆第8回沖縄・石川親善交流試合 沖縄尚学5-1小松大谷(26日、石川・弁慶スタジアム)

 第8回沖縄・石川親善高校野球交流試合が26日、石川県小松市の弁慶スタジアムで行われた。今夏の甲子園で16強入りした小松大谷は、招待チームの沖縄尚学と対戦し、1-5で敗れた。初回には先発の右腕、高橋大樹(1年)が3安打を浴びた上、守備では内外野で3失策して2失点。甲子園でも活躍した3番・田西称三塁手(たさい・とな、2年)が2安打1打点と奮闘したが、打線は散発4安打と流れを呼び込めなかった。秋の県大会は9月7日に開幕するが、西野貴裕監督は「期待して起用すれば空回り。チームになっていないし、守備でミスも出る。県大会に向けて何も決まっていません」と危機感を募らせた。

 甲子園からは18日に戻ったばかりで、新チームは19日からスタートした。2度の練習試合をこなしたが、補習授業があったため、フルメンバーで戦うのは、この日が初めてだった。さらに今後は体育祭や文化祭と学校のイベントが続き、県大会までこなせる練習試合は2試合のみ。危機的な状況の中、チームを引っ張るのが、新キャプテンに指名された田西だ。甲子園では強豪の大阪桐蔭や智弁学園と対戦し、大きな自信を付けた。「プロ注目の投手から点を取れたし、石川県にないレベルを経験できた。新チームには野手3人が残っているし、ベンチにいた2年生も少なくない。中心になって引っ張っていきたい」と意気込む。

 甲子園での貴重な経験は多く、大阪桐蔭との2回戦では、3万6000人の観客を前に3-0で勝利。「大阪桐蔭戦のおかげで、今までにない経験が出来た。最初は緊張したが、1球1球の歓声が自分を押してくれました」と振り返る。3回戦では智弁学園に3-6で敗れたが、田西と左翼手でスタメン出場した嶋田空駕(2年)は甲子園の土を持って帰ることはなかった。田西は「土に興味はないし、土を持って帰るために行った訳では無い。甲子園は憧れる場所ではなく、勝負するところ」と再認識。自分の体験を伝えながら急ピッチでチームを作り上げる。(中田 康博)

 ◆沖縄・石川親善交流試合は、野球技術の向上、親睦を深めることを目的に、2017年から両県の高野連が主催。開催地は石川県と沖縄県が隔年で担当している。日本トランスオーシャン航空、JAL・JTAセールスが協賛。26~28日まで沖縄尚学と4試合が行われ、27日は日本航空石川(午前10時)と金沢市工(午後1時半)、28日は小松商(午前9時)と弁慶スタジアムで対戦する。入場無料。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください