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「我々はまだ発展途上」新生エディージャパン待望初勝利 前半30分で38ー0「超速ラグビー」展開

スポーツ報知 / 2024年8月27日 6時30分

◆ラグビー ▽アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 日本55―28カナダ(25日、バンクーバー)

 1次リーグB組初戦で、世界ランク14位の日本は、同21位のカナダに55―28で勝利。9年ぶりに日本を率いたエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(64、HC)は、就任後4試合目でテストマッチ初白星を挙げた。「超速ラグビー」をコンセプトに掲げ、前半30分までに38―0とするロケットスタートで計8トライの猛攻。後半に反省点を残しながらも、27年オーストラリアW杯に向け、自信をつける白星を挙げた。

 待望のテストマッチ1勝に、ジョーンズHCは胸を張った。過去15勝8敗2分けながら、敵地では3勝5敗のカナダ戦。日本は、計8トライの55―28で勝利した。指揮官は「歴史を変える勝利となったと自負している」と大きくうなずいた。

 27年W杯への世代交代を見据え、早大2年のFB矢崎由高を6戦連続で先発起用するなど若い布陣。序盤から「超速ラグビー」を展開した。前半4分に先制し、22分には矢崎のゲインからフランカーの下川甲嗣(東京SG)がサポートに走って追加点など、開始30分で38―0の猛攻。後半こそ疲れが見えたが、目指すラグビーの片りんを見せた。

 ジョーンズHCは日本の現状について、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手を引き合いに「彼がこれだけ偉大になったのは、何を打つか明確な判断ができるようになったから。大谷は経験豊富だが、我々はまだ発展途上」と言及。矢崎ら将来性ある選手の起用を続け「選手がいかに学べるかがカギ」とハッパをかけた。日本は9月7日に米国と1次リーグ第2戦を迎える。

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