王位戦第５局１日目の勝負めしは藤井聡太王位「神戸牛と淡路産玉ねぎの丼ぶり膳」、渡辺明九段「国産うな重膳」

王位戦七番勝負第５局１日目の昼食。藤井聡太王位の「神戸牛と淡路産玉ねぎの丼ぶり膳」（左）と渡辺明九段の「国産うな重膳」（日本将棋連盟提供）

　兵庫県神戸市の有馬温泉「中の坊瑞苑」で２７日に２日制の１日目が指されている将棋・第６５期王位戦七番勝負第５局は午後０時半に昼食休憩に入った。午後１時半に再開される。

　勝てばＶ５の藤井聡太王位＝竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖と七冠＝は「神戸牛と淡路産玉ねぎの丼ぶり膳」。兵庫が誇る２大ブランド食材を一緒に味わい、「永世棋聖」に続く連続５期での「永世王位」の“二冠”にギュッと近づくか。

　１勝３敗で後がない挑戦者・渡辺明九段は「国産うな重膳」をチョイス。滋養を強化してカド番で踏ん張りを図る。

　盤上は昼食休憩時で３６手まで。先手は藤井で、戦型は渡辺の雁木となったが、渡辺は２２手目で１時間３１分長考した。のちに角を交換。渡辺が△６四角と打ち込んだ後、激しい応酬が続いている。持ち時間各８時間で、昼食時で消費時間は藤井５１分に対して、渡辺が２時間１８分使った。形勢は互角。