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平野美宇、初のシングルス「後悔のないプレーはできた」 卓球パリ五輪代表が報告会

スポーツ報知 / 2024年8月27日 21時17分

報告会前の囲み取材で記者の質問に答える平野美宇(カメラ・小林 泰斗)

 日本卓球協会は27日、都内で関係者を招いてパリ五輪の報告会を行った。女子団体銀、シングルス8強の平野美宇(木下グループ)は2度目の五輪を「ずっと目標にしていた舞台で2種目出場することができて、本当に幸せだった。たくさんの方に応援していただいたからこそ、五輪という舞台でプレーすることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。

 初めて出場した21年東京五輪は団体のみの出場だったが、パリ五輪では約2年間の選考レースを戦い、2枠のシングルス代表も勝ち取った。シングルスでは準々決勝で申裕斌(韓国)に敗れたものの、ゲームカウント0―3からフルゲームまで持ち込む粘りも発揮した。「全てが良かったわけではないけど、自分の後悔のないプレーはできた」と力を出し切った。

 団体も準決勝までは全勝し、唯一の五輪経験者としてチームを引っ張った。一方で中国との決勝では孫穎莎に第1ゲームを7―1から挽回され、「最後の1本だったり、リードしている時に自分をコントロールすることができなくて、そこの差をすごく感じた」と反省。「中国選手に勝つには全てが整ってないと無理だと思う。技術だけじゃなく、戦術でも渡り合うような実力が今の自分には足りてない。そこをもっと成長させるべき」と課題を挙げた。

 当面の目標には来年の世界選手権個人戦(ドーハ)を挙げた。パリ五輪代表は10月のアジア選手権(カザフスタン)で出場権を獲得した時点で代表に内定する。「まずをそこを目指したい」と表情を引き締めた。

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