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実は新人王候補なんです! 巨人2年目右腕が41登板4勝19ホールド、防御率1・72の好成績 幸運の象徴・ヘビと生活中

スポーツ報知 / 2024年8月28日 5時5分

6回から2番手で登板の船迫は、1回を無失点に抑えた(カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト2―5巨人(27日・神宮)

 淡々と3つのアウトを奪い、ベンチへ戻った。球団最年長新人王の可能性を持つ船迫大雅投手(27)が5―2の6回に登板し、3者凡退で逃げ切りの流れをつくった。先頭・中村を門脇のジャンピングキャッチによる好捕で遊直、代打・内山と長岡をともに二ゴロに封じ、1回無安打無失点。19ホールド目を挙げ、「先頭、わっきー(門脇)に助けられたので。野手の皆さんに助けてもらいました」と感謝した。

 プロ2年目、10月に28歳を迎える。イニングの頭からでも、火消し役としても働き、41登板で4勝0敗19ホールド、防御率1・72。7月以降は15試合でわずか1失点のみと貢献し続けている。昨季は新人王の規定をギリギリ残す30イニングで、今季も資格を持つ。38登板で4勝2敗2ホールド、防御率2・08の広島・黒原らがライバル。「あまり意識はしていないので、後から結果がついてくればいいかな、と」とチームのために腕を振るが、球団では22年大勢以来21人目の栄誉も十分狙える。

 ルーキーイヤーは寮生活でオフから一人暮らしを始めた。地元・宮城の知り合いに預けていたヘビの「リュウ」と再び生活をともにしている。「水替えとか、2週間に1回(餌の)ネズミをあげたりしています」。グラブやスパイクに刻む「FUNABASAMA」の「S」もヘビのデザイン。ヘビ好きで飼っているが、一部では幸運の象徴ともされており、その実力とともに自身にもチームにも幸運を運んでくれている。

 1年目を経て、マウンドでも「去年よりは少し余裕はできているのかなと」という。「まずは本当チームが勝つために一戦一戦投げるしかないので、そこに集中したいなと思っています」。貴重な右のリリーバーはリーグVで笑うその時まで、全力で駆け抜ける。

(田中 哲)

 ◆船迫 大雅(ふなばさま・ひろまさ)1996年10月16日、宮城県生まれ。27歳。聖光学院では3年夏の甲子園でベスト8。東日本国際大では1年春から登板し、リーグ最多タイの34勝。1、2、4年時に全日本大学選手権出場。西濃運輸では2022年の都市対抗2次予選で4試合登板で1失点と好投し本大会出場に貢献。174センチ、77キロ。右投左打。年俸2300万円。

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