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【小倉2歳S】新種牡馬重賞V一番乗りへ タワーオブロンドン産駒強力2頭スタンバイ

スポーツ報知 / 2024年8月28日 7時0分

スプリンターとして期待されるアーリントンロウ

◆第44回小倉2歳S・G3(9月1日、中京競馬場・芝1200メートル)

 第44回小倉2歳S(9月1日、中京)には新種牡馬タワーオブロンドン産駒2頭がスタンバイ。父の新種牡馬重賞V一番乗りへ、快速を披露する。

【前走2歳レコード!アーリントンロウ】

 父から受け継いだ自慢のスピードを小倉2歳Sで全開にする。アーリントンロウはデビュー戦こそ首差惜敗したが、2戦目を逃げて快勝。新潟1400メートルの2歳レコードをマークした。今回は1ハロンの距離短縮、初の1200メートル戦への参戦だが、速力を生かすには絶好の舞台。「完成度が高いですし1200メートルにも対応できると思う。スプリンターとして期待しています」と松下調教師も手応えをにじませた。

 中間の成長度も自信の源だ。「デビュー前から体は良かったですが、動けなかった」と振り返ったトレーナー。だが、1週前の22日には栗東・坂路で51秒6―12秒0。自己ベストを1秒7も更新した。「徐々に動けるようになってきている。先週しっかりやっているので、今週はサラッとでいいと思います」と好仕上がりにも目を細めた。

 タワーオブロンドン譲りの雄大な馬体から繰り出される豪快なフットワーク。前走と同じ左回りの中京でインパクトに残る走りを披露する。(戸田 和彦)

【前走ノーステッキで楽勝レイピア】

 小倉2歳Sで父に初の重賞タイトルを。レイピアにさらなる上昇ムードが漂っている。小倉でのデビュー2戦目の前走をノーステッキで楽勝。1200メートル戦の持ち時計1分8秒2でメンバー最速だが、まだ詰められそうな能力の持ち主だ。「最後も余裕があったし、いい時計で勝ってくれた。パワーがあるし、中京に替わっても問題ない」と柴田助手は手応えをにじませた。

 22日の1週前追い切りでは、栗東・坂路を馬なりで51秒5―12秒4。余力十分に自己ベストを更新したように、状態も右肩上がりだ。「お父さんもおとなしかったと聞いているけど、この馬もどっしりとしておとなしい」と中竹調教師。スプリンターズSを制したタワーオブロンドンからスピードに加え、従順な気性も受け継いでいる。

 「短距離っぽい体をしていますし、ごついけど柔らかくていい走りをする」と柴田助手。同日の新潟記念にアリスヴェリテを送り込む中竹厩舎が、日曜W重賞をジャックする。

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