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テニスで元世界4位の錦織圭、全米に出場できず、イタリアのツアー下部大会で1回戦に快勝

スポーツ報知 / 2024年8月28日 0時7分

 元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が、イタリア・コモで行われたチャレンジャー大会(ツアー下部大会)で1回戦に快勝した。世界272位のサムエル・ビンセント・ルジェッリ(イタリア)に6-2、6-1の73分でストレート勝ちした。

 錦織は、昨年6月にけがから復帰する際、救済措置である公傷世界ランキングが48位で登録された。同ランクは大会のエントリーに使えるが、数や大会には制限があり、それを使い切った。今年の全米は48位でエントリーできず。同時期に、裏街道とも呼ばれるチャレンジャー大会での出直しを決めた。

 12日に閉幕したカナダ・モントリオールのマスターズ大会では、2回戦で世界11位のチチパス(ギリシャ)を撃破。4大大会に次ぐレベルのマスターズ大会では、約5年ぶりの8強となり「自信になった。今後の助けとなった」と、復帰に手応えを感じていた。

 錦織は、昨年の同時期、けがでツアーから離れていたため、失効する世界ランキングの点数がない。勝てば勝つだけ、点数が加算され、世界ランキングは上昇していく。モントリオールでは「来年トップ100に戻るのが今の目標」と話していた。

 来週もイタリア・ジェノアのチャレンジャー大会に出場予定で、その後は、9月14、15日の国別対応戦デビス杯対コロンビア(東京・有明コロシアム)のために帰国する。また、9月25日からの木下グループ・ジャパンオープン(東京・有明テニスの森公園)にも参戦予定だ。

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