女子８００Ｍの久保凛が２分４秒５３の組１着で予選突破 日本記録保持者の貫禄発揮…陸上Ｕ２０世界選手権

久保凛

◇陸上　Ｕ２０世界選手権　第１日（２７日、ペルー・リマ）

　女子８００メートル予選で日本記録保持者の久保凛（東大阪大敬愛高２年）が、２分４秒５３の１組１着で準決勝に進んだ。

　女子８００メートル界を引っ張る、注目の現役高校生だ。久保は６月の日本選手権（新潟）で初出場優勝を果たすと、７月１５日に奈良で行われた記録会で１分５９秒９３の日本新記録をマーク。杉森美保が２００５年にマークした２分０秒４５の日本記録を１９年ぶりに更新し、日本女子で初めて２分を切った。今大会への出国前は「海外での初めての試合になるので、ワクワクしている気持ちでいっぱいで、楽しみな気持ちです」と笑顔で話していた。

　今大会では来年９月に東京で行われる世界選手権の参加標準記録（１分５９秒００）も視野に入れており、「（標準記録を）今回突破したいというのが一番。しっかり自分の納得のいくレースが出来るようにして、自己ベストと優勝を目標に、しっかりレースに全力で取り組みます」と力強く話していた。