「モーニングショー」玉川徹氏、兵庫県・斎藤元彦知事に「維新の会」方針転換を解説…「今、維新に逆風…今後の展開によってさらなる逆風になる」

テレビ朝日

　テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜・午前８時）は２８日、兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を巡って３年前の兵庫県知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会が方針を転換したことを特集した。

　日本維新の会共同代表で大阪府の吉村洋文知事が２７日に県議会調査特別委員会（百条委員会）での答弁次第で、維新として不信任決議案を提出する可能性を言及した。

　維新は、これまでパワハラ疑惑で渦中の斎藤氏について疑惑解明を優先する立場だった。吉村氏は「そこは変わらない」と強調しつつ、党内外で斎藤氏への批判が高まる状況を踏まえて方針を転換した形だ。

　スタジオでは方針転換した「きっかけ」のひとつを２５日に行われた大阪・箕面市の市長選で大阪維新の会の現職の敗北にあることを伝えた。大阪府内の首長選で大阪維新の会公認の現職が敗れたのは初めてだった。

　コメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、維新の方針転換に「今、維新に対して逆風が吹いていますね」とし「その逆風になっている理由のひとつのなかに兵庫県知事の問題もあるでしょうし」と指摘した。

　さらに箕面市長選について「元箕面市長も共産党の議員に対して万博出入り禁止だとか言っているんです。だからそういうの全部絡んでいるんです。市長が敗北したのは兵庫県知事の問題だけではないと思います。全部、複合して逆風になっているという状況だと思います」と解説した。

　箕面市の上島一彦前市長は６月１９日の市議会で、２０２５年大阪・関西万博の安全性を巡って質問した共産党市議に「万博行くなよ」「出入り禁止や」とやじを飛ばしていた。

　続けて玉川氏は「兵庫県知事の問題、まだ続いていますから今後の展開によってさらなる逆風になるんじゃないですか」と指摘していた