王位戦第５局の勝負めしは“うどん対決” 藤井聡太王位「ハモと夏野菜の天ぷら」、渡辺明九段「神戸牛」

神戸・有馬温泉の「中の坊瑞苑」での王位戦七番勝負第５局２日目の昼食に出された藤井聡太王位の「ハモと夏野菜の天ぷらうどん」（左）と渡辺明九段の「神戸牛肉うどん膳」（日本将棋連盟提供）

　兵庫県神戸市の有馬温泉「中の坊瑞苑」で２８日に２日目が指されている将棋・第６５期王位戦七番勝負第５局は午後０時半に昼食休憩に入り、午後１時半に再開される。

　これまで３勝１敗で勝てばＶ５で「永世王位」の資格を得る藤井聡太王位＝竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖＝の勝負めしは「ハモと夏野菜の天ぷらうどん」。つけ汁で食す冷やしうどんと天ぷらに、ごはん、フルーツなども付いている。

　カド番からの意地の反撃を見せたい挑戦者・渡辺明九段もうどんで、こちらは「神戸牛肉うどん膳」。前日、藤井が丼で味わった地元名産・神戸ビーフの薄切りがうどんをびっしりと覆い、こちらもごはん、天ぷら付き。両者とも“ダブル炭水化物”でエネルギーを蓄えた。

　昼食休憩時で６３手まで進行。持ち時間各８時間で、２日目の昼食時点での消費時間は藤井５時間２２分、渡辺５時間３２分。形勢は依然、藤井やや有利とみられる。