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打率4割をプロ野球史上最長キープ、巨人最強助っ人

スポーツ報知 / 2024年8月29日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第84回はクロマティ。

  * * * *

 クロマティは巨人最強助っ人としての呼び声が高い。

 1953年9月29日、米マイアミ生まれ。エクスポズから84年に入団する。

 同年、35本塁打の活躍。ホームランを打ち外野の守備につく時、声援に応え、ファンと一緒にバンザイコールをするなど人気を博した。

 86年は・363の高打率をマークし、84年には第50代の4番打者にもなった。

 89年は96試合まで打率4割をキープ。これは広瀬叔功(南海)の89試合を超える記録だった。最終的には巨人では最高の・378で首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得し、MVPにも輝いた。3割6分以上を2度記録したのは、イチロー、落合博満含めて3人だけだ。

 86年10月2日には、ヤクルト・高野光から頭部死球を受けながら、翌日の試合に出場して代打満塁弾を放つ。

 87年6月11日の中日戦(熊本)では宮下から死球を受け、顔面にパンチを浴びせ大乱闘になるなど、プレーもさることながら、話題には事欠かないことも人気の一因だった。

 90年に退団。2019年に臨時打撃コーチ、20年にはアドバイザーとして後進の指導に当たった。

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