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後輩・浅野の躍動に負けん!「ちゃんと打ててると思います」巨人・岡本が1か月半ぶり猛打賞 最近10戦は3割2分5厘、4発

スポーツ報知 / 2024年8月29日 5時10分

6回1死、岡本和が右前安打を放つ(カメラ・上村 尚平)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト2―3巨人(28日・神宮)

 二塁ベース上で弾んだ息を整えながら、岡本和が小さくうなずいた。1点リードの8回無死一塁。石山の外角高め138キロスライダーを押し返した打球は神宮の夜空に向かって伸び、左中間フェンスに直撃した。「ちゃんと打ててると思います」と7月13日のDeNA戦(東京D)以来約1か月半ぶり、今季6度目の猛打賞で4番の役目を果たした。

 突破口を開いたのも主砲のバットだった。2―2の6回1死、フルカウントから6球目の外角カットボールを逆らわずに右前へ運んだ。続く坂本も中前にはじき返し、連打でつなぐ。暴投で二、三塁となり、吉川がきっちりと中犠飛を打ち上げた。中軸が仕事を果たし、阿部監督は「何とかね。そういう姿は見えたよね。もぎ取った感じだったな」。取りこぼしは許されない一戦で、4番が先陣を切って虎の子の1点をつかんだ。

 大好きな神宮で、またも大暴れだ。左翼席に豪快な21号ソロを放った前夜に続き「いいピッチャーなので丁寧に、丁寧にね」と、今度はサイスニード、石山から3方向に打ち分けた。これで今季の神宮では9試合で33打数17安打、打率は5割1分5厘。好相性の理由は「分からない」としつつも、“ツバメキラー”として驚異の数字をたたき出している。

 探究心は底知れない。昨オフ、新ジャイアンツ寮に最新のテクノロジーを搭載した動作解析室「ラボ」が完成すると「数値を測ってみたい」と寮生に先駆けて一番乗り。カメラと計測器を用いて打球の速度、インパクト時のコースなどがモニターに瞬時に表示される最先端機器「ヒットトラックス」を使いながらバットを振り込んだ。

 先制2ランの浅野を「やっぱり先に取った方が有利だと思うんで、頼もしいです」と笑顔でたたえた主将。絶好調の19歳とともに、岡本和も直近10試合は40打数13安打で打率3割2分5厘、4本塁打と状態を上げてきた。勝負の8月にエンジン全開の4番が、V奪還へのカギを握っている。(内田 拓希)

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