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【新潟記念】サマー2000シリーズ逆転王座狙う5歳馬に松岡正海騎手「チャンスはもちろんある」

スポーツ報知 / 2024年8月29日 6時0分

松岡が仕上げたキングズパレス(右)

◆新潟記念追い切り(28日・美浦トレセン)

 サマー2000シリーズ第5戦、第60回新潟記念・G3(9月1日)の追い切りが28日、東西トレセンで行われた。重賞2着が続くキングズパレスは美浦・Wコースの併せ馬で追走先着。主戦の松岡正海騎手(40)=美浦・フリー=は、Vが必須条件のシリーズ最終戦での逆転王座に意欲十分だ。

 見た目以上に手応えがあった。待望の重賞初制覇を狙うキングズパレスは、美浦・Wコースで外カルマンフィルター(3歳障害未勝利)を6馬身追走する形からスタート。直線では楽な手応えでギアを上げて前に出ると、最後は余裕をもって半馬身先着。馬なりで6ハロン82秒8―11秒3とメリハリのある動きが光った。松岡は「いい動き。プラスの精神面の要素が出てきて、いいなというのが初めて受け取れた」と精神面の変化に声を弾ませた。

 集中力が続かないタイプで、相手なりに走れる一方、詰めの甘さは課題だった。主戦として日々の調教から点と点ではなく、線になるように細やかに向き合い、近2走の新潟大賞典、七夕賞と2着惜敗続きでも一歩ずつ前進していた。1週前追い切りはWコースで意識的にしまい重点で負荷をかけて、「先週追った効果で集中力が高かった。今週はピリッとしていた」と、手綱越しの気合乗りは納得のいくものだった。

 勝てば逆転でのサマー2000シリーズチャンピオンの栄誉も手に入る。鞍上は「サマーチャンピオンもかかっているし、この馬とは毎回の競馬を大事にして高みを目指している。タイトルを取るために、自分なりにやってきた」と、その言葉には何より重みがある。前走時に同斤量で敗れたライバルのレッドラディエンスとは1・5キロの斤量の利があり、「逆転のチャンスはもちろんある」と力強く言い切った。

 台風10号の影響により週末の天気は崩れる恐れがあるが、これまで道悪馬場もこなせている。松岡は「馬場は悪くなっても大丈夫」ときっぱり。人馬の努力が実を結び、確かに勝利への道筋が見えている。(坂本 達洋)

 ◆サマー2000シリーズ優勝の行方 対象レースで1勝以上を挙げたうえで、13ポイント以上を獲得することが条件。G3では1着10ポイント、2着5ポイント、3着4ポイント、4着3ポイント、5着2ポイントで6着以下は1ポイント。現状で優勝の可能性があるのは新潟記念に出走予定のレッドラディエンス(10ポイント)とキングズパレス(5ポイント)の2頭のみだ。キングズが勝った場合、ラディエンスが2着なら15ポイントで並んで2頭が同点優勝となり、ラディエンスが3着以下なら単独で逆転V。キングズが2着以下なら優勝はなく、ラディエンスは計13ポイント以上を獲得できる4着以内が優勝への条件だ。

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