【オリックス】中嶋聡監督「僕らが求めていた形。よく戻した」山下舜平大の修正力を褒める

８回、選手交代を告げてベンチへ戻る中嶋聡監督　（カメラ・豊田　秀一）

◆パ・リーグ　ソフトバンク１―４オリックス（２８日・長崎）

　オリックス・中嶋聡監督が山下の修正力を褒めた。開幕から状態が上がらず、一時はリリーフにも置いた剛腕。この日は初回に自己最速の１６１キロを計測（テレビ中継表示）し、今季最長の７回を１失点で２勝目を挙げた。台風１０号の影響も心配され、難しい条件で充実の内容。「真っすぐの角度が違うし、カーブも操れているのは間違いない。僕らが求めていた形というのは、こういう形」とうなずいた。

　１８日の日本ハム戦（京セラドーム大阪）で３７９日ぶりの白星をつかみ、これで自身２連勝。１６１キロについては「風の具合…」ときっちりイジり「（シーズンの）後半ですけど、本当に良く戻したなと思います」と残り試合の快投を期待していた。

　オリックス・山下（今季最長の７回を２安打１失点で２勝目。栗原のソロを除けば長打なし、四球も２）「常に自分を超えられるように練習している。苦しい時期が長かったけど、自分を信じてやってきた。もっともっと上に行けるように頑張りたいと思います」