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札幌豊平ボーイズは今季4つのタイトル獲得 昨秋サヨナラ負け準Vが躍進きっかけ…黒岩公二監督「妥協せずにやってきた」

スポーツ報知 / 2024年8月29日 6時30分

ノックを打つ札幌豊平の黒岩監督

 北海道選抜として出場する東日本報知オールスター(31日開幕、群馬県ほか)を除き、3年生は今年度の大会がすべて終了。今季は札幌豊平が大躍進を見せた。6月の北海道選手権を7年ぶりに制するなど4つのタイトルを獲得。今月は全国大会のエイジェックカップ日本選手権とジャイアンツカップにも出場した。何が飛躍の原動力となったのか。今季の取り組みを黒岩公二監督(50)に聞いた。(石井 睦)

 今季はスポーツ報知杯、北海道選手権、ジャイアンツカップ道予選、東商テクノ旗争奪北海道大会で優勝し、過去最多の4冠。春季リーグ、アシックス旗争奪春季大会、支部長杯北海道ガス大会でも準優勝と目覚ましい活躍を見せた。

 黒岩監督「昨秋に新チームがスタートしてから、どこかで崩れるのではないかという不安もあった。『チーム力が大事』と言い続けてきたが、主将の前田(創大)が本当によくまとめてくれた。また、試合に出ていない選手や父母たちの熱い応援も大きな力に。それがあったから選手も頑張れた」

 昨年の秋季北海道選手権決勝で旭川大雪に延長サヨナラ負け。その悔しさが大きな力を生み出した。

 黒岩監督「選手の顔を見て『来年は絶対に全国へ行く』という気持ちをくみ取った。だから、こちらも妥協せずにやってきた。5―6で負けたので『6』にこだわり、例えばティー打撃は1箱(120球)×6とか。冬を越えると、足腰が強くなって守備は粘りが生まれ、打撃のスイングも見違えるほど速くなった」

 全国大会の日本選手権、ジャイアンツカップにも進出したが、ともに初戦で敗れた。

 黒岩監督「投手力も打力も大きな差は感じなかったし、粘りも見せたが、そつのなさ、とっさの判断力で違いが出た。そこが今後の課題。それでも3年生は最高の置き土産を残してくれた。それを見た1、2年生は高い意識を持って取り組んでほしい。先輩と比べられる試練もあると思うが、成長が楽しみです」

◆黒岩 公二(くろいわ・こうじ)1974年5月6日、札幌市生まれ、50歳。簾舞小3年から野球を始め、簾舞中では軟式野球部で捕手。北海道工高(現・道科学大高)では3年春、夏に札幌地区代表決定戦進出。15年から札幌豊平ボーイズのコーチ、18年から監督を務める。家族は妻と一男一女。

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