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大谷翔平、第4打席は空振り三振 本拠地「MVPコール」 “デコピンデー”はここまで1本塁打&2盗塁

スポーツ報知 / 2024年8月29日 13時24分

◆米大リーグ ドジャース―オリオールズ(28日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、本拠地・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。自身と愛犬・デコピンのボブルヘッド配布デー。先着4万個限定の人形を求めて試合開始の12時間以上前からファンが並び始めて超満員となる中、2点リードの7回2死の第4打席は3番手左腕・ソトから見逃し三振だった。打席の最中には「MVPコール」も巻き起こった。

 試合前には背番号「17」のユニホームを着たデコピンが大谷に抱えられて“始球式”に登場。マウンドからボールをくわえて主人の待つホームまで駆けていき、最後はハイタッチ。大歓声を浴びた。そして、初回先頭の第1打席だった。大谷は21年のサイ・ヤング賞右腕、C・バーンズから今季4本目、通算10本目の先頭打者本塁打となる3試合ぶりの42号先制ソロ。「デコピンスパイク」を履いて、自身考案の「デコピンポーズ」を連発し、スタンドから見守る真美子夫人も笑顔で拍手を送っていた。

 3回1死一塁の第3打席では右前打を放ち、2試合連続で今季47度目のマルチ安打。ベッツの左前適時打で二塁に進むと、送球が左肩付近に当たるアクシデントもあったが、今季41盗塁目となる三盗を決めた。5回無死一塁の第3打席では痛烈な打球で一塁手のグラブを弾いたが、一塁走者が二塁封殺。それでも、一塁に残った大谷はこの日2つ目の盗塁となる二盗を決め、今季42盗塁。捕手の失策も絡んで一気に三塁に進むと、ラックスの打球を遊撃手がエラーする間に生還。自己最多の104得点となった。「42―42」は42本塁打、46盗塁を記録した1998年のA・ロドリゲス(マリナーズ)以来。「43―43」となると、史上初めてになる。

 球団広報によると、この日は駐車場が午後2時45分に開き、球場が開門したのは午後4時10分だった。通常、駐車場は試合開始の2時間30分前(午後7時10分開始のこの日の場合は午後4時40分)、開門は2時間前(同午後5時10分)。駐車場が約2時間、開門は1時間早まったことになる。球団関係者によると、試合開始の5時間以上前から車が殺到。球場周辺が大混乱となり、球場で働く職員らの通勤の妨げとなることから、異例の駐車場早期オープンを決断した。渋滞にはロバーツ監督も巻き込まれ「私はただ、球場に到着できたことがうれしい。球場入りするのに永遠に時間がかかったよ(笑い)」と言うほどだった。

 自身の第1回ボブルヘッド配布日だった5月16日(同17日)の本拠地・レッズ戦では初回に四球を選び、盗塁も決めたが、2打数無安打で9回に代打を送られて途中交代。「できれば勝って、(活躍を)見せられたら良かった」と話していたが、倍返し以上の大暴れを見せている。

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