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「感覚としては良かった」巨人・西舘勇陽が再出発2軍戦で“2つの課題”克服へ手応え

スポーツ報知 / 2024年8月30日 5時35分

雨の中、力投する西舘(カメラ・宮崎 亮太)

◆イースタン・リーグ 巨人5―1オイシックス(29日・ジャイアンツ球場)=7回終了後降雨コールド=

 巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(22)が再昇格へ向けてのリスタートを切った。29日のイースタン・オイシックス戦(G球場)で2軍降格後初先発し5回2安打無失点、1四球、8奪三振。試合中に雨が降り始める中で好投し「序盤は少し球が浮いたが、後半は投げながら修正できたので良かった」と振り返った。

 プロ初先発した23日の中日戦(東京D)では5回4失点で黒星。降格に際し、杉内投手チーフコーチから全力で投げる中での制球力が課題と指摘された。制球力の向上と、状態が悪い時に体が横振りとなる癖を矯正するため、2軍合流後は「しっかり右足で立って、左足で立って終わる」ことを意識。無走者時には武器であるクイック投法を封印し「変に外れる球も少なく、変化球もある程度のところで操れていた。感覚としては良かったので継続していければ」と手応えが残った。

 桑田2軍監督は「緩急も使えるようになっているし、角度のあるアウトローの直球が出てきた。まだまだ良くなる」と評価。来月中旬には7連戦も予定されており、好投を続ければ再び右腕にチャンスが巡ってくる可能性もある。西舘は「完全に良かったかと言われたら、そうではない。一つずつやっていきたい」。課題をクリアし、もう一度1軍の舞台に戻る。(小島 和之)

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