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長谷部誠氏の日本代表入閣に森保監督「欧州での経験は我々が前進していく上でいろんな刺激になる」

スポーツ報知 / 2024年8月30日 6時10分

22年9月、ドイツで練習中の日本代表を訪問したフランクフルト・長谷部

 日本サッカー協会は29日、26年北中米W杯のアジア最終予選、中国戦(9月5日・埼玉)、バーレーン戦(同10日・アウェー)に向けた27人のメンバー発表を行った。また昨季限りで現役を引退した長谷部誠氏(40)のコーチ就任も発表となった。

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 メンバーリストに衝撃の名前が記された。元日本代表主将の長谷部氏が新コーチとして入閣。森保監督の強いリクエストで実現し「彼が持つ欧州での経験は、我々が前進していく上でいろんな刺激になる」と期待した。W杯最終予選の初戦は2大会連続で黒星。絶対に落とせない一戦へ、細心すぎるほど注意を払う指揮官は選手だけでなく、コーチも盤石な布陣を敷いた。

 日本代表で歴代最多の81試合で主将を務め、W杯3大会に出場した長谷部氏は高い「カリスマ性」を誇る。欧州の強豪クラブに所属し、日本代表のコーチ陣が経験したことがない高い強度や戦術下でプレーする選手が増えた中、ドイツで17シーズンプレーした経験と知見を持つ長谷部氏が発信する言葉の影響力は絶大だ。

 「より選手目線でいろんなことを伝えられる大きな武器を持っている」と森保監督。昨季まで現役だけに、ピッチで選手と体を動かしながら指導。最終予選は何度も経験しており、結果が出ず逆風にさらされたときの選手のメンタルをコントロールする役割もできる。フランクフルトU―21のコーチを務めるため、国際サッカー連盟(FIFA)が定める国際試合期間のみ日本代表に同行。26年W杯まで長期的な指導を視野に入れる。

 前回21年の最終予選。オマーンに敗れた初戦から1勝2敗で、森保監督の解任危機も取りざたされた。9月は欧州の新シーズンが開幕したばかり。選手のコンディションにバラつきがある。3年前は初戦直前に南野、板倉が負傷し、冨安と守田は移籍関連の事情で不在。森保監督は「選手がどういう状態で集まってくるか、想像力を持って臨みたい」と教訓を胸に刻む。

 今回は2人を初招集した一方、主軸ウィングの伊東、三笘が復帰し、ベンチ入りメンバーより4人多い27人を招集した。「常に厳しい戦いになる。勝っていく覚悟を持って常に目の前の試合に全力を尽くして戦い、アジア予選を確実に勝ち抜くことを考える」。選手、コーチと盤石な体制を敷き、8大会連続W杯出場へ歩みを進める。(星野 浩司)

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