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豊昇龍&琴桜「いつからやろうか」 大関同士バチバチの11番で稽古総見盛り上げた

スポーツ報知 / 2024年8月30日 6時15分

稽古総見で汗を流す豊昇龍(左)と琴桜(代表撮影)

 大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)前の横綱審議委員会による稽古総見が29日、国技館内の相撲教習所で行われた。琴桜(26)=佐渡ケ嶽=と豊昇龍(25)=立浪=の両大関が火花を散らすなど、まずまずの内容だった。照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が糖尿病と膝の負傷を理由に欠席。横綱不在という異例の総見となった中、最高位に続く力士が意地を見せた。1場所での大関復帰を狙う関脇・貴景勝(28)=常盤山=も首の負傷で欠席した。

 “主役”を欠いた稽古総見を、両大関が盛り上げた。幕内の申し合い稽古中に琴桜と豊昇龍が自然と近づき言葉を交わした。「いつからやろうか」。最初に豊昇龍が土俵に上がり、平戸海(24)=境川=らと5番。4勝1敗で体を温めると、琴桜が土俵に立ち、三番稽古(同じ相手と続けて取る稽古)が始まった。

 豊昇龍は名古屋場所で右内転筋挫傷のため、13日目から休場。琴桜も夏巡業序盤で腰を痛めており、両者が本格的に相撲を取る稽古は久しぶりだった。互いに万全ではなかったが、最初の手合わせで豊昇龍が寄り切ると、琴桜ももろ差しで寄り切るなど応戦。琴桜が平戸海を指名し、豊昇龍の“休憩”を挟んだ後に再び向き合った。両者の力のこもった相撲は計11番で琴桜の6勝5敗。“勝ち越し”の琴桜は「できる限り、いこうと思っていた」と言えば、豊昇龍は「同じ大関なので負けられない」と闘争心をむき出しにした

 先場所優勝した照ノ富士が糖尿病と膝の負傷で欠席。所用のため欠席となった横審の山内昌之委員長に代わり、取材に応じた都倉俊一委員は「残念」と語った。10勝以上での大関復帰を狙う関脇・貴景勝も姿を見せなかった。その中での両大関の激しい稽古に、八角理事長(元横綱・北勝海)は「今日は大関2人が一番番付が上。場所を引っ張るような気持ちでやってほしい」と期待。23年名古屋場所以来の2大関となる秋場所でも主役となるため、稽古を重ねていく。(山田 豊)

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