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J1札幌 主将のMF荒野拓馬が11戦ぶり復帰へ「しっかりと残留争いに関わりたい」…9月1日・ホーム川崎戦

スポーツ報知 / 2024年8月30日 7時9分

紅白戦でボールをつなぐ札幌・荒野(カメラ・砂田 秀人)

 J1北海道コンサドーレ札幌MFで主将の荒野拓馬(31)が、11試合ぶり復帰への準備を整えた。札幌は29日、ホーム・川崎戦(9月1日)に向けて、宮の沢で紅白戦を行った。6月20日の練習中に以前から抱えている恥骨痛を発症し、戦列を離れている荒野が主力組でもプレー。「チームもいい状態だし、自分もそこに入って、しっかりと残留争いに関わりたい」。今季初の3連勝を狙う一戦への出場を、そう熱望した。

 今月19日に全体練習に加わり、25日の札幌大との練習試合で2か月ぶりの実戦に臨んだ。ボランチで45分間を戦い「やっている時は痛みもそんなになかったし、大きいコートでしっかり動けたのは収穫」と好感触は得た。リバウンドもなく、見据える復帰戦へ「勝利が必要な試合なので。患部をしっかりとケアして、毎日を過ごしていきたい」と、より良い態勢を築いていく。

 離脱前最後となった6月15日の京都戦後、4連敗はしたが、以降は3勝2分け1敗と盛り返してきた。勝ち点22で残留圏の17位湘南とは勝ち点7差の最下位と、苦しい状況は変わらないが「しっかりとゲームコントロールしながら一丸となって勝ち切れているのはいいこと」と前進を感じ取っている。その一員に荒野自身も加わるべく「自分がアグレッシブに動ける時はいい試合が多い。そうなるよう、しっかりと動けるところは動いていきたい」と、持ち味を惜しみなく出していく。

 20年11月、対川崎24戦目で初勝利(2〇0)を挙げた際、得点を決めた。「いいサッカーをしてくるチームや強い相手に、僕は燃えるので」。気持ちを高ぶらせる戦いで、残留への可能性を更に上げる働きを演じにいく。(砂田 秀人)

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