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J2清水 徳島戦が台風で中止に…9月7日の大一番・長崎戦へ秋葉監督「最高の準備をしていきたい」

スポーツ報知 / 2024年8月30日 7時40分

徳島戦に向け準備する清水イレブン。この後、中止が決まった(カメラ・武藤 瑞基)

 Jリーグは29日、J2第29節の徳島対清水エスパルス(31日、鳴門大塚)を台風10号の接近に伴い中止すると発表した。清水イレブンはこの日、同戦に向けアイスタで一部非公開で調整。交通機関の乱れを想定し、1日前倒しで現地入りする予定だったが、出発前に中止が決まった。代替日程は後日発表される。

 好調のチームでも、天気には勝てなかった。清水はこの日、アイスタで約2時間調整。午後から陸路で敵地入りする予定だったが、出発前に中止の一報がもたらされた。練習後の取材で「勝つために最善を尽くす」と語っていた秋葉忠宏監督(48)も冷静に受け止めた。クラブを通じ「試合を見に来てくれる方々や競技する選手たち、運営に関わってくれる方々が安心、安全に開催される事が大前提。Jリーグがいい判断をしてくれたと思います」とコメントした。

 28試合を終え、20勝1分け7敗、勝ち点61で首位を守る。2位の横浜FCとの勝ち点差は1、3位・長崎とは9差だ。9月7日には本拠で長崎との直接対決が控えており、指揮官は「このアウェー2連戦(24日・鹿児島、31日・徳島)は本当に重要」と位置付けていた。“第1戦”は1―0でしぶとく制し、さらに今季2度目の4連勝を目指したが、思わぬ形で仕切り直しに。それでも「今は一呼吸つけようって時。自分たちに矢印を向けて、次に向けて最高の準備をしていきたい」と気持ちを前に向けた。

 清水のリーグ戦が中止となるのは、同じく台風の影響を受けた22年10月のホーム・磐田戦以来。チームは30日以降、再び三保などで調整していく。「この大一番、サポーター、ファミリーと共にアイスタで必ず長崎戦で勝てるよう、最高の1週間にしたいと思います」と秋葉監督。思いがけず伸びた準備期間を無駄にせず、本拠での戦いに備えていく。

(武藤 瑞基)

 〇…他の静岡県内Jクラブでは、31日にJ1磐田がホームで横浜M戦、J3沼津がアウェーの富山戦があり、ともに29日午後6時時点で開催する方向。9月1日はJ2藤枝が敵地で熊本戦を予定しているが、開催の可否は発表されていない。また、サッカーで31日の高円宮杯U―18プリンスリーグ東海の5試合は「未定」となっている。高校野球の秋季県地区予選は31日、9月1日に予定するが、まだ県高野連から中止の発表は出ていない。

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