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【大学野球】静岡産業大の後藤維吹中堅手が有終のV目指す…静岡県学生野球秋季リーグ・9月3日開幕

スポーツ報知 / 2024年8月30日 8時3分

学生生活ラストシーズンに燃える静岡産業大の後藤

 静岡県学生野球リーグは29日、日本付近に停滞する台風10号の影響を考慮して当初31日に予定していた同秋季リーグの開幕を9月3日に変更したと発表した。3日遅れのスタートとなる戦いで2季連続2位の静岡産業大が、4季ぶりV奪回を目指す。昨秋、今春とケガに泣いた3番・後藤維吹中堅手(4年)=常葉大菊川高出=が、学生生活ラストシーズンに燃えている。

 静岡産大の主砲が、ラストシーズンに挑む。ここ2シーズンはけがに泣かされた後藤が、順調な仕上がりを見せている。台風の影響で開幕が3日遅れになっても焦りはない。1年春から出場し、現在は「3番・中堅」で打線をけん引する最上級生は「ここまではけがなくやれている。今回はキャリアハイを狙いたい」と、力こぶ。3年春にマークした4割7分6厘、3本塁打を超える成績と「リーグ制覇」を目標に掲げた。

 昨秋は右肩痛で出遅れた。今春は開幕スタメンで出場したものの、右太もも裏の肉離れで途中交代し、リーグ前半戦を棒に振った。思い切りのいいスイングが持ち味で、不完全燃焼に終わったここ2シーズンの借りを返すつもりでいる。萩原輝久監督(59)も、「後藤の成績がチームに直結する。プレーで引っ張ってほしい」と、期待を寄せる。

 卒業後も野球を続ける予定。今春はプロのスカウトが視察に訪れたが、現状、今秋のドラフト指名は難しそうだ。「今の実力では無理。でも、少しでもアピールできれば」と、後藤がわずかな可能性にかけて存在を示す。NPBが無理でも独立リーグで夢を追いかける覚悟を持っている。

 2季連続2位で、あと1勝の大変さは痛感している。39季ぶりに優勝した2022年秋には2年生だった後藤は、「そんなに活躍できなかったので、うれしさ半分だった」と、正直な胸の内を明かす。学生最後のリーグ戦。今度こそ自分のバットでチームを県の頂点に導く。(塩沢 武士)

 【展望】 混戦の中、3季連続Vが懸かる日大国際が中心的な存在だ。経験不足が不安視されていた今春は、試合を重ねるごとに成長し、28度目のリーグVを飾った。東海地区で敗れ、大学選手権の出場こそ逃したが、選手層は厚く、総合力では一歩リード。今秋もVの最有力候補に挙げられる。

 2季連続2位の静岡産業大は今春、開幕11連勝で一時は首位に立ったが、後半に失速。萩原監督が「あと1勝への貪欲さ」を、テーマにリベンジに挑む。今秋のドラフト候補の左腕・宮原駿介(4年)率いる東海大静岡も差はない。春は4位に終わった静岡大の巻き返しにも注目が集まる。

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