レッドソックス吉田正尚６試合ぶり無安打…第１打席は痛烈な当たりも正面を突く二直

◆米大リーグ　レッドソックス０―２ブルージェイズ（２９日、米マサチューセッツ州ボストン＝フェンウェイパーク）

　レッドソックスの吉田正尚外野手は「６番・ＤＨ」で先発。３打数無安打で６試合ぶりのノーヒット。打率は２割９分４厘となった。チームは２－０で今季６度目の完封負け。

　吉田のバットが、６試合ぶりに沈黙した。相手先発は、好調のフランシス。菊池雄星投手をアストロズにトレード後、中継ぎから先発に定着した右腕だ。今月はア・リーグ週間最優秀選手に選出され、２４日の前回登板（対エンゼルス）は、８回までノーヒットの好投で３連勝中だった。レ軍は、６回１死までノーヒットと圧倒され、２安打。チームは４得点以下の試合で７勝４２敗と、ロースコアの試合でのもろさを露呈した。

　「リズムも良くてファーストストライクをポンをとって、変化球で散らしてくる。そこらへんはズルズルいってしまったところもある」と、フランシスの印象を語った吉田。２回の第１打席は、外角のチェンジアップを打球速度１０２・８マイル（１６５キロ）の強い当たりで弾き返したが、惜しくも二直に倒れ、「うまく芯には乗ったんですけど、コース的に正面をついた」。第２打席は初球を狙うが中飛。「初球から行くなら、弾き返せる球を選べば良かったかも。打たされてしまった」と悔しそうだ。８回は２番手左腕カブレラに二ゴロに打ち取られた。浅いカウントから積極的に仕掛けたが、この日の３打席は全て２球で勝負がついた。