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大谷翔平、第5打席は左飛 フェンス際への大飛球も…本人も悔しい顔 5打席目まで凡退

スポーツ報知 / 2024年8月30日 13時50分

◆米大リーグ ドジャース―オリオールズ(29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、本拠地・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。2点リードの8回無死一塁の第5打席は4番手右腕・ボウマンから左飛だった。球場は大歓声に包まれたが、フェンス際で失速。大谷も悔しそうな表情を浮かべた。

 オ軍先発は今季メジャーデビューの左腕・ポビッチだった。初対戦の大谷は初回先頭の第1打席は中飛に倒れたが、打球速度104・6マイル(約168・3キロ)、角度19度、飛距離376フィート(約114・6メートル)とフェンス際まで運ぶ大きな当たりだった。

 2回2死一塁の第2打席は見逃し三振、4回無死二塁の第3打席は中飛に終わり、6回先頭の第4打席は3番手左腕・ソトから中飛に倒れた。

 前日28日(同29日)は大谷と愛犬・デコピンのボブルヘッドデーだった。先着4万個限定の人形を求めて試合開始の12時間以上前から行列ができ、超満員となる中、試合前にはデコピンが“始球式”に登場。ボールをくわえてマウンドから駆け出し、ホームで待っていた主人とハイタッチ。球団公式Xも「今まで見た中で最もかわいい始球式」と伝えるなど反響を呼んだ。

 そうした中で迎えた初回先頭の第1打席。大谷は21年のサイ・ヤング賞右腕、C・バーンズから42号先制ソロ。3試合ぶりの一発は通算10本目の先頭打者弾となった。自身が考案した舌を出し、両手をぶらさげる“デコピンポーズ”を連発し、スイートルームの真美子夫人らは大喜び。約3週間の特訓の成果を見せたデコピンに「素晴らしかったですね。何かいいおやつでも買ってあげたい」と大谷も絶賛し、奮闘にワンダフルなひと振りで応えた。

 3回1死一塁では右前打を放ち、三盗で今季41盗塁目。5回無死一塁では一ゴロで一塁に残り、二盗を決めて1試合2盗塁。「42―42」は42本塁打、46盗塁を記録した98年のA・ロドリゲス(マリナーズ)以来2人目となり、史上初の「43―43」にもダブルリーチをかけた。28日終了時点で年間51発、51盗塁ペース。前人未到の「50―50」が現実的に見えている。

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