山下幸輝、来月ボーイズグループでデビュー 俳優と歌手との二刀流で”芸能の大谷選手”に

初日舞台あいさつに出席した山下幸輝ら

　俳優の山下幸輝が３０日、都内で行われた映画「マンガ家、堀マモル」（武桜子、野田麗未監督）の初日舞台あいさつに出席した。

　山下演じる漫画家の堀マモルは新人賞を取ってから、描けないというスランプに陥る。心の奥に閉じ込めていた過去と現在、未来をつなぐ物語だ。

　大歓声のなか登場した山下は「うれしい限りでございます」。山下の父も大阪から来場する予定だったそうだが、台風１０号の影響で息子の雄姿を目にすることはかなわなかった。だが「ＬＩＮＥで『朝、映画観たよ』って連絡来た。朝イチの堀くんを見て、楽しんでくれたんだなと思うとうれしい」と笑みを浮かべた。

　「いつか幸輝くんと一緒に映画を作って、主演をやってもらいたい」という上京当初出会ったプロデューサーの思いが結実しての作品で、山下も「頑張ってきて良かった」と喜んだ。山下の当て書き作品で、「堀くんが発する言葉とか動きとか、いとおしいし、ほんとに僕を俯瞰（ふかん）して見ているみたい」と笑った。

　「演じる時は何も考えずにやってて、それがナチュラルに出ててよかった」と完成した作品は納得の出来に。共演した女優の桃果も「（山下は）マモルなんですよね、動きとか全て。現場で１人遊びをよくしてる」と共感し、山下が撮影合間に木の棒で絵を描いていたことを明かした。

　山下は来月６日、５人組ボーイズグループ「ＷＩＬＤ　ＢＬＵＥ」でアーティストとしてもデビューする。「ここでその話を…」と驚きながらも「俳優を続けながらなので、”芸能の大谷（翔平、ドジャース）選手”になれるように」と活躍を誓った。