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体操五輪金メダルの加藤凌平、現役引退を発表「3年前から考えていた」今後は指導や普及活動

スポーツ報知 / 2024年8月30日 15時22分

加藤凌平

 体操男子で2016年リオ五輪団体金メダルの加藤凌平(30)が30日に自身のインスタグラムを更新し、現役引退を発表した。

 「突然の報告となりますが、加藤凌平は選手生活を終える決断をしました」と報告。「9歳から体操を始め、夢であったオリンピック金メダルを獲得できて幸せな競技生活でした。これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを記した。

 決断した経緯については「引退の理由と致しましては、リオオリンピック後の競技に対するモチベーションの低下、コンディションの維持が難しくなったことがあります。実は、3年前から引退を考えていたのですが最後は団体戦で終わりたい、もう一度弟と同じチームで戦いたいという思いで選手生活を続けていました。しかし、チームを組むには満たない人数での活動が続き、今後も新たな選手が加わる見通しがつかないため今回の決断に至りました」と説明。続けて「でもそれだけではありません。成績が上がらない中でも変わらぬサポートをしてくださった皆様や応援してくださった皆様がいたからこそ続けられたと断言できます。本当に本当にありがとうございました」とつづった。

 今後についても言及し「世代を問わず体操の指導についたり、イベントや演技会、メディア出演などで体操の普及、スポーツの振興に携わっていければと思います。また最近は、趣味であるゴルフにおいてもお仕事をいただく機会があり、そちらの方にも力を入れていければと思います」という。「第二の人生、不安なことは多いですが頑張っていきます。これからも温かい応援よろしくお願い致します!」と締めくくった。

 所属するコナミスポーツも公式サイトで加藤の引退を報告。「このたび、弊社所属の加藤凌平が現役を引退することとなりました。これまでの皆さまからの応援ならびにサポートに深く感謝申し上げます」と伝え、本人のコメントを掲載した。

 【報告全文】

突然の報告となりますが、加藤凌平は選手生活を終える決断をしました。9歳から体操を始め、夢であったオリンピック金メダルを獲得できて幸せな競技生活でした。これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

引退の理由と致しましては、リオオリンピック後の競技に対するモチベーションの低下、コンディションの維持が難しくなったことがあります。実は、3年前から引退を考えていたのですが最後は団体戦で終わりたい、もう一度弟と同じチームで戦いたいという思いで選手生活を続けていました。しかし、チームを組むには満たない人数での活動が続き、今後も新たな選手が加わる見通しがつかないため今回の決断に至りました。でもそれだけではありません。成績が上がらない中でも変わらぬサポートをしてくださった皆様や応援してくださった皆様がいたからこそ続けられたと断言できます。本当に本当にありがとうございました。

今後の活動については、世代を問わず体操の指導についたり、イベントや演技会、メディア出演などで体操の普及、スポーツの振興に携わっていければと思います。また最近は、趣味であるゴルフにおいてもお仕事をいただく機会があり、そちらの方にも力を入れていければと思います。第二の人生、不安なことは多いですが頑張っていきます。これからも温かい応援よろしくお願い致します!

 ◆加藤 凌平(かとう・りょうへい)1993年9月9日、埼玉・草加市生まれ。30歳。89年世界選手権代表だった父・裕之さんの影響で、9歳から競技を始める。埼玉栄高―順大卒。2012年ロンドン五輪団体銀。16年リオ五輪では団体決勝5種目出場で金メダルに貢献した。世界選手権は13年個人総合銀。14年団体銀、15年団体金。163センチ、54キロ。

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