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13歳の須藤弥勒は78で107位 バーディー発進で瞬間的に首位も「全然、うれしくありませんよ」

スポーツ報知 / 2024年8月30日 15時55分

1番、ティーショットを放つ須藤弥勒 (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 第1日(30日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC=6559ヤード、パー72)

 史上初めてジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(13)=ゴルフ5/太陽自動車=がツアー2戦目に出場し、1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの6オーバー、78でホールアウト。出場108人中107位だった。

 村田歩香(ニトリ)、ささきしょうこ(日本触媒)、台湾のウー・チャイェン(フリー)が5アンダー、67で首位に立った。

 所属するゴルフ5のカラーの緑色のシャツに、好きなピンク色の靴下。派手なウエアで登場した弥勒は、最高のスタートを切った。午前7時20分、晴れ間がのぞく中、1番パー4(391ヤード)からティーオフ。ドライバーショットは約220ヤード先のフェアウェー左をキープした。残り約170ヤードから7ウッドで放った第2打がピン右3メートル半に寄せ、下りの難しいバーディーパットをねじ込んだ。

 1番スタート組では3組目。10番スタート組を含めても5組目の早い時間だったため、瞬間的に首位に立った。

 しかし、2番パー5(524ヤード)で第3打をグリーンオーバーし、ダブルボギーをたたき、首位陥落。前半は40の最下位でハーフターンした。後半もバーディーを奪えずに38。ホールアウト時点では最下位で第1日を終えた。

 「ショットは良かったですけど、パットが入りませんでした」と弥勒は悔しそうに話した。3パットが4回で計36パット。得意のグリーン上で苦しんだ。

 2番では経験不足に泣いた。「3打目は番手を間違えてグリーンオーバーしてしまい、その後、すぐにボールが見つからずに焦りました。『急がなければ』と思って、4打目以降はバタバタしてしまいました」と明かした。

 スタートホールで瞬間的に首位に立ったことについては「エッ! そうなんですか?」と驚いた後「でも、その後がダメだったので、全然、うれしくありませんよ」と苦笑いして話した。

 プロツアーデビュー戦となった先週のニトリレディス(22~25日、北海道・桂GC)で第1日に85、第2日に78の通算19オーバーと苦戦し、最下位の118位で予選落ちした。

 真価が問われるツアー2戦目。1番ホールで、見せ場はつくったが、全く満足していない。トレードマークのピンク色の帽子をかぶった弥勒ファン約50人がコースで応援した。「応援はとてもうれしかったです。その分、ファンの皆さんに申し訳ないです」と残念そうに話した。

 ツアー第2戦でもプロの厳しさを味わった。それでも、ニトリレディスでは第1日、第2日ともに終了時点で最下位だったが、この日は、8オーバーと苦しんだ大須賀望(静ヒルズCC)には勝ち、一段だけでも階段を上がった。「パットを直して、明日(31日)、絶対に頑張ります」と13歳は前を向いて話した。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。13歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ計16社に推定総額3億6000万円以上の支援を受けている。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。

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