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泉谷駿介が100Mで6位 110M障害の第一人者は異種目にも参戦…ナイトゲームズ・イン福井

スポーツ報知 / 2024年8月30日 18時41分

泉谷駿介

◇陸上 ナイトゲームズ・イン福井(30日、福井・9・98スタジアム)

 男子100メートル決勝で、110メートル障害で日本記録を持つ泉谷駿介(住友電工)が10秒47(向かい風2・3メートル)で6位だった。予選では10秒30(無風)の自己ベストをマークしていた。優勝は10秒30で小池祐貴(住友電工)。桐生祥秀(日本生命)は10秒62で8位だった。

 本命の110メートル障害で昨年の世界選手権(ブダペスト)5位入賞を果たした泉谷。メダルが期待された今夏のパリ五輪では、準決勝で敗退した。試合後は「薄々こうなるんじゃないかなっていうのが、自分の中にありました。今シーズン自分の中でうまくいかなかった部分が修正しきれずに引っかけてしまった」。

 五輪への不安感が出たのは、5月に米国・オレゴンで行われたダイヤモンドリーグ。ハードルに何度か接触してバランスを崩し、13秒33の7位だった。「オレゴンあたりでぶつける回数が結構あって…」。世界選手権ファイナリストの重圧についても「プレッシャー…。あんまり感じていないつもりだったんですけど、こうやってレースが終わってスッキリしているのは、自分の中で負荷があったのかなって思いますね」と話していた。

 気持ちを切り替えるレースはすぐだった。泉谷はパリ五輪準決勝から2週間足らずの今月18日に、富士北麓ワールドトライアル(山梨)の100メートルに出場。予選で、追い風2・1メートルの参考記録ながら10秒14の好タイムをマークした。「試合に来る前も遠足に来るような感じで、ワクワクした感じで走れたので、そういう気持ちを久々に味わえたので、やっぱりいいなと思いました」と吹っ切れたような表情で語っていた。

 神奈川・武相高3年時は八種競技で全国高校総体を制した、オールマイティさも強さの一つ。22年の全日本実業団では、走り幅跳びでパリ五輪代表の橋岡優輝(富士通)に競り勝つ8メートル00の大ジャンプも見せている。異種目での躍動で初心を思い出し、本命種目の成長にもつなげる。

 同大会は30、31日の2日間で開催を予定していたが、台風10号の影響で30日のみで行われた。

 ◆泉谷 駿介(いずみや・しゅんすけ)2000年1月26日、横浜市生まれ。24歳。中1から陸上を始め、武相高3年時の全国高校総体で八種競技を制し、三段跳び3位。順大から110メートル障害を始めU20世界選手権3位。世界選手権は19年に代表入りも欠場し、22年は準決勝敗退。23年は決勝に進み5位入賞。21年東京五輪、24年パリ五輪は準決勝敗退。175センチ。

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