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巨人・阿部監督「ここから総力戦」戸郷と菅野に「中4日」リリーフ陣に「3連投」9月中旬以降20日間18試合日程

スポーツ報知 / 2024年8月31日 5時0分

阪神戦が中止となり、甲子園球場で調整する菅野(左)と戸郷(カメラ・池内 雅彦)

 巨人の阿部慎之助監督(45)が30日、勝負の9月に向けて大号令を出した。阪神戦(甲子園)が台風10号接近のため中止になり同球場で全体練習。代替試合が9月23日に決まり、9月中旬以降のシーズン終盤に20日間で18試合を戦う日程になった。31日の阪神戦にスライドする戸郷、1日の同カードに予定通り先発する菅野のダブルエースは中4日もあると明言。ミーティングでナインに「総力戦でいこう」と呼びかけた。

 4年ぶりリーグ優勝へ巨人がラストスパート態勢に入る。甲子園の阪神戦が台風の影響で中止。全体練習前に投手ミーティングに入った阿部監督は、リリーフ陣にこれまで先を見据えて封印してきた3連投解禁の方針を伝え、「ここから総力戦だから」と力強い言葉をかけた。さらに「戸郷と智之を中4日で回す」と菅野、戸郷のダブルエースのフル回転も示唆。勝負の9月へギアをさらに上げた。

 30日の阪神戦に先発予定だった戸郷は31日にスライド。1日は予定通り菅野で、31日に登板予定だった井上は一時的にリリーフ待機する。「明日が流れたら戸郷は来週のどこかにいれる。(その後は)広島のアタマかな」。31日の開催も台風の進路、天候次第で微妙で、中止なら戸郷が3日からのヤクルト3連戦(京セラD、岐阜)に回り、翌週10日の広島3連戦初戦(マツダ)で首位決戦の先陣を託す算段だ。

 ローテ通りなら10日の広島戦は火曜日の男・山崎伊だが、疲労や相性を考慮して間隔を空ける方向。「伊織を次投げたら中9とかにして(13日のヤクルト戦に回し)代わりに戸郷と智之を中4で回したりする」とのプランも披露した。31日の阪神戦が開催できるか次第で流動的だが、戸郷と菅野を10日からの大事な広島3連戦に投入する方針。その後も中5日、中4日を駆使しながら広島、阪神戦を託す。戸郷は「その(登板間隔を詰める)経験は菅野さんの次にしてると思いますし、大丈夫かなと思います」と自信を見せた。

 9月10日から29日までの20日間で7連戦、6連戦、5連戦と計18試合を戦う日程になった。大阪に移動した29日には「中5日も選択肢になる」と明かしていたが、「先発投手はあと3、4試合なんだから」と戸郷、菅野の中4日プランでさらに強度を高めた。両投手ともに中4日先発は過去に3度経験があり、戸郷が1勝0敗、菅野が2勝1敗。登板間隔が短くなれば早めの継投もあり得るだけに「そういう事情もあるから3連投頼むぞって。本当はやらせたくないけど」とリリーフ陣の奮起にも期待した。

 試合がなかった29日に広島が敗れて単独首位に浮上。残り26試合で2位・広島と0・5差の大接戦だ。「新井さんも言ってたけど気にせずだね。あといくつ勝てるかだけの問題。目先の試合を勝っていく」と泰然自若の姿勢は変わらない。

 この日は夕方まで雨が振らず甲子園のグラウンドで練習。フリー打撃では指揮官が打撃投手を務めてオコエ、若林らを相手に熱投する場面もあった。「もつれて。やりがいあっていいよ」。全員で一致団結して歓喜の瞬間へ。中4日先発の大号令で阿部巨人にムチが入った。(片岡 優帆)

 ◆記録メモ

 前回の先発登板から中4日の休養で先発した巨人投手は、昨年5月3日ヤクルト戦の高橋優が最後。1回2/3を3失点で勝敗は付かなかった。

 戸郷と菅野が中4日で先発したケースは、ともに過去3度ある。結果を見ると(勝敗と投球回―失点)

    年・月・日 相手 回―失

戸郷21・5・30 ソ〇 5―2

    10・ 3 D- 5―3

  22・6・26 ヤ- 2回2/3ー6

菅野15・9・27 ヤ● 5―2

  17・7・ 5 広〇 6―0

  21・9・12 広〇 7―1

 戸郷は1勝0敗。菅野の2勝(1敗)はともにマツダでの広島戦でマークしている。

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