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西武が来季の体制を刷新へ 5月末に渡辺GMが監督代行就任も9月を待たずCS進出の可能性が消滅

スポーツ報知 / 2024年8月31日 5時0分

日本ハムに敗れた渡辺監督代行(カメラ・清水 武)

◆パ・リーグ 西武2―5日本ハム(30日・ベルーナドーム)

 西武が来季の体制を刷新する可能性のあることが30日、分かった。

 この日、本拠で日本ハムに敗れて、2年連続のBクラスが確定。9月を待たずにCS進出の可能性が消滅した。試合後、飯田光男球団本部長は来季の体制について「まだ試合は続くのでお話しすることはありません」と話すにとどめた。だが、6月21日の西武HD株主総会で後藤高志オーナーは再建へ向け「編成、育成といろいろな課題がある。これから改革をもう1回しっかりやって、かつての常勝軍団を取り戻す改革を先頭に立って進めてまいりたい」と話しており、監督人事を含めた体制刷新へ動いていくことになりそうだ。

 松井稼頭央監督2年目の今季は新外国人のアギラー、コルデロの不振もあって得点力が上がらず、投手陣も先発の平良、セットアッパーの甲斐野が故障で離脱し、エース・高橋も不調。4月21日から最下位に低迷すると、5月26日のオリックス戦(ベルーナD)を最後に松井監督が休養。渡辺GMが監督代行に就任して同28日の中日戦(バンテリンD)から指揮を執り、トレードで巨人から松原、ソフトバンクから野村大を獲得するなどテコ入れを図ったが奏功せず、8月12日の日本ハム戦(エスコン)で今季の負け越しが決まり、優勝の可能性が消えていた。

 残り26試合で、3年ぶりの最下位だけは避けたい。渡辺監督代行は「応援してくれるファンに申し訳ない。しっかりモチベーションを持って最後まで戦いたい」と闘志をみせた。

 ◆記録メモ

 ▼…今季、西武は、本拠地のベルーナDで21勝35敗。1952年のフランチャイズ制以降、西武の本拠地最多敗戦は、平和台を本拠地としていた西鉄時代の64年38敗(30勝3分け)だが、ベルーナDでは14年と昨年に並ぶ最多敗戦。

 ▼…117試合目で3位以上のAクラス入りが完全消滅。今季はシーズン途中に監督交代があったが、2人の成績は(カッコ内数字は引き分け)

監督 試合  勝―敗   勝率

松井 45 15―30 ・333

渡辺 72 21②49 ・300

 5月28日から指揮を執った渡辺監督代行だが、松井監督の勝率も上回れていない。

 ▼…現在、36勝79敗2分けの勝率・313。球団のシーズン最多敗戦と最低勝率は、西鉄時代の71年に喫した84敗(38勝8分け)と勝率・311。残り26試合で、最多敗戦は逃れられるか。なお、シーズン最多敗戦は、61年近鉄の103敗(36勝1分け)。シーズン最低勝率は、37年春のイーグルスが記録した・214(12勝44敗)。

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